文献

J-GLOBAL ID：202202264815033620   整理番号：22A0316615

食餌性γ-アミノ酪酸は高大豆粉飼料を給餌したターボット(Scophthalmus maximus L.)の成長障害および腸機能不全を改善する【JST・京大機械翻訳】

Dietary gamma-aminobutyric acid ameliorates growth impairment and intestinal dysfunction in turbot (Scophthalmus maximus L.) fed a high soybean meal diet

著者 (4件)： Li Chaoqun (School of Life Sciences and Medicine, Shandong University of Technology, Zibo 255000, China. [e-mail] [e-mail]) ,  Tian Yuan ,  Ma Qinyuan ,  Zhang Beili
資料名： Food & Function  (Food & Function)
巻： 13  号： 1  ページ： 290-303  発行年： 2022年 
JST資料番号： W2339A  ISSN： 2042-6496  CODEN： FFOUAI  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 大豆粉(SBM)による魚粉の過剰置換は,通常,魚において劣った成長および腸機能不全を誘発する。本研究は,食餌性γ-アミノ酪酸(GABA)が,高SBM飼料(HSD)を給餌したターボットにおける副作用を改善するかどうかを評価することを目的とした。27のターボットを,対照飼料(CNT,60%の魚粉を含むCNT),HSD(SBMで置換した45%の魚粉蛋白質を含む),および53日間GABA(160mg kg-1)を補充したHSDを含む3つの処理群にランダムに分けた。成長および飼料利用パラメータを計算し,腸抗酸化状態,炎症,アポトーシス,および微生物叢を,アッセイキット,組織学的分析,qRT-PCR,ハイスループット配列決定,およびバイオインフォマティクス分析を用いて評価した。結果は,GABAがHSD誘発成長障害を改善し,ターボットの飼料摂取量を強化したことを示した。GABAは,MDA含有量,CATとT-AOC活性,およびアポトーシス関連遺伝子(Bcl-2,Bax,Bid,およびカスパーゼ-3)発現を,CNT群のそれらと類似のレベルに回復させることによって,HSD誘発腸酸化ストレスとアポトーシスを改善した。GABAはまた,TNF-α,IL-1β及びNF-κB p65の発現をダウンレギュレートし,TGF-β1の発現をアップレギュレートすることによりHSD誘導腸炎症を緩和した。さらに,GABAは,全細菌豊度と支配細菌集団を調節することによりHSD誘導微生物叢異常症を逆転させた。スピアマン相関分析は,変化した微生物叢が成長および腸機能と密接に関連することを示した。まとめると,GABAは,酸化ストレス,炎症,アポトーシスおよび微生物叢異常症を軽減することによりHSD誘発腸機能不全を改善することができ,これらの所見は,魚類腸におけるGABAの機能のより良い理解に寄与するであろう。Copyright 2022 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *飼料 ,  細菌 ,  炎症 ,  魚粉 ,  *腸 ,  副作用 ,  *大豆粉 ,  ミクロフローラ ,  TNFα ,  アポトーシス ,  酸化ストレス ,  カスパーゼ ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  アミノカルボン酸 ,  第一アミン
準シソーラス用語： バイオインフォマティクス ,  飼料摂取量 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 食品の化学・栄養価  (FJ01020J) ,  消化器の基礎医学  (GH01020E)

物質索引 (1件)： GABA

タイトルに関連する用語 (9件)： 食餌 ,  γ-アミノ酪酸 ,  大豆粉 ,  飼料 ,  給餌 ,  ターボット ,  Scophthalmus ,  成長障害 ,  腸機能不全