文献

J-GLOBAL ID：202202265355682353   整理番号：22A0418305

標高110mの海食崖頂部におけるイソカニムシの記録

Garypus japonicus Beier, 1952 (Arachnida: Pseudoscorpiones: Garypidae) from approximately 110 m above sea level at the sea cliff crest in Japan

著者 (2件)： 柏木健司 (富山大 理) ,  佐藤英文
資料名： 人と自然(Web)  (Humans and Nature (Web))
号： 32  ページ： 109-114 (WEB ONLY)  発行年： 2022年01月05日 
JST資料番号： U0299A  ISSN： 2185-4513  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 青森県下北半島西岸の下ノ崎で,イソカニムシ(Garypus japonicus Beier,1952)の生体一個体を,2020年8月28日に採集した.採集地点は,海食崖頂部の標高約110m地点に位置し,本種のこれまでの最も高い標高での記録であった.下ノ崎での採集地点に加え,地形情報が明確に記されている既存の記録を参照すると,イソカニムシの生息環境は主に潮上帯と標高数mから十数mに至る海食崖沿いであり,稀な事例として海食崖沿いの数十mないし100mを超す高標高地点も含まれる.加えて,海食崖が開口割れ目を伴う固結岩盤である点も,生息環境の重要な要因である.(著者抄録)

シソーラス用語： *半島 ,  青森県 ,  *海岸 ,  *カニムシ類 ,  採取 ,  高さ ,  *生息環境 ,  飼育 ,  現地調査 ,  情報 ,  岩盤
準シソーラス用語： Garypus japonicus ,  *イソカニムシ ,  *下北半島 ,  *海食崖 ,  採集 ,  標高 ,  地形情報

分類 (1件)： 個体群生態学  (EE03030S)

タイトルに関連する用語 (3件)： 標高 ,  海食崖 ,  頂部