抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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当研究所内少花粉スギ・ヒノキ採種園において,採取した当年種子をそれぞれ翌年1月末に,キャビティ内に直接播種した場合(直接播種),及び別途,セルトレイに播種し,その後,セル苗(稚苗)をキャビティに移植した場合について,当年の生育状況をそれぞれ調査した。その結果,肥効調整型肥料(ハイコントロール270)のみ使用した場合でも当年11月末時点には,少花粉スギの場合,山行苗規格割合は,直接播種が平均83.8%,移植が平均70.0%であったのに対し,少花粉ヒノキの場合では,直接播種が平均90.0%,移植が平均61.3%であった。コンテナ苗の地下部形状(根の形状良否)も加味した山行苗規格は,両樹種ともに,直接播種及び移植にかかわらず,上記数値の約90%と推定された。このことから,上記方法,とりわけ直接播種により得られた1年生コンテナ山行苗では,移植に比べ高い割合で規格苗を確保でき,かつ根の形状も良好な健全苗であることが明らかになった。(著者抄録)