抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・標題連載論文では鉄道車両を駆動するモータ制御方式の変遷について紹介しており,誘導モータのトルク制御で使われる可変電圧可変周波数(VVVF)インバータによる周波数と電圧の制御を解説。
・6つのスイッチング素子からなる3相インバータの回路を示し,それらをON/OFFさせるゲート信号のパターンを変化させることでインバータが出力する電圧や周波数を設定可能。
・V/f一定制御では列車の加速に伴って出力周波数が上がると,モータ巻き線のインピーダンスが増大して電流が流れにくくなるので,電圧と周波数の比率を固定して磁束を一定に維持。
・中速域まではV/f一定制御を行いながらすべり周波数を一定に維持し,インバータ出力電圧が架線電圧に達すると磁束が減少してトルクが低下するので,すべり周波数を高めて2次電流を維持。
・従来は誘導モータに流れる電流のトルク成分と励磁成分を区別できなかったが,3相分の電流を数学的手法で分解して個別に制御するベクトル制御では外乱に強く,高応答の実現が可能。