文献

J-GLOBAL ID：202202265695028186   整理番号：22A0421750

待ち合わせの困難性を左右する場所の伝達と把握の難易度に関する検討

著者 (2件)： 古市冴佳 (明治大) ,  中村聡史 (明治大)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2022  号： GN-115  ページ： Vol.2022-GN-115,No.38,1-8 (WEB ONLY)  発行年： 2022年01月13日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 我々はこれまでの研究で,待ち合わせ場所を絞り込むための探索で行われる待ち合わせ場所のやりとりに着目し,任意地点の実際の風景を360度見渡しながら探索を行うことができるLook Aroundを用いて,場所のやりとりを行うことを想定した実験を実施し,円滑に行われたやりとりと難航してしまったやりとりの違いを明らかにした.しかし,どのような要素が場所のやりとりを難航させてしまうのかについては明らかになっておらず,「場所を適切に伝えられない」という問題を解決するには不十分であった.そこで,難航してしまったやりとりで見られた探索者と待機者がすれ違ってしまうやりとりに着目し,そのやりとりの最中に現れる特徴について分析を行った.その結果,「確認」「質問」「応答」が含まれる割合が高いこと,「確認」が難航したやりとりにおけるすれ違いが起きていない箇所のみ割合が低かったことが明らかになった.(著者抄録)

シソーラス用語： 待ち時間 ,  *位置覚 ,  度 ,  *発話 ,  音声認識 ,  *オーラルコミュニケーション ,  インデクシング【計算機】 ,  プロトコル
準シソーラス用語： 待合せ時間 ,  場所感覚 ,  難易度 ,  発話認識 ,  口頭伝達 ,  Nグラム

分類 (2件)： 計算機利用技術一般  (JE01000C) ,  経営工学一般  (KA01010C)

引用文献 (18件)：

• 古市冴佳, 中村聡史. 待ち合わせ困難なユーザの支援に向けた人の探索時の視線分析. 情報処理学会研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), 2020, vol. 2020-HCI186, no. 23, pp. 1-8.
• 古市冴佳, 中村聡史. 待ち合わせの困難性を左右する場所の伝達と把握に関する調査. 情報処理学会研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN), 2021, vol. 2021-GN-113, no. 6, pp. 1-8.
• 平野孝之, 大森宣暁, 原田昇. 駅構内と駅周辺施設における待ち合わせ場所の選択行動に関する研究. 土木計画学研究・講演集, 2003, vol. 28.
• 吉冨良輔, 中村芳樹. 待ち合わせにおける行動と場所の認識.学術講演梗概集, 1996, no. 1996, pp. 815-816.
• “Zenly”.https://zen.ly, (参照 2021-12-21).

タイトルに関連する用語 (3件)： 困難性 ,  把握 ,  難易度