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J-GLOBAL ID：202202266276890303   整理番号：22A1009197

無予熱高耐用鋳造ノズルの開発

Development of the Preheating-Free High-Durability Casting Nozzle

著者 (4件)： LI Ling (黒崎播磨) ,  松本成史 (黒崎播磨) ,  後藤潔 (黒崎播磨) ,  森川勝美 (黒崎播磨)
資料名： 耐火材料  (Refractory Material)
号： 169  ページ： 44-55  発行年： 2022年03月01日 
JST資料番号： F0320A  ISSN： 0494-5549  CODEN： TKZRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 化学成分の調整に依らず耐火物の気孔形態の制御による低膨張化技術を適用して,低膨張で緻密質なアルミナ-グラファイト(AG-N),マグネシア-グラファイト(MG-N),スピネル-グラファイト(SPG-N),ジルコニア-グラファイト(ZG-N)4種の新材質を開発した。新材質はシリカや炭素などの溶損しやすい骨材を最少にした上で,組織の緻密化,耐火物内部の気孔形態を制御することで低膨張化が可能となり,高耐食性と優れた耐熱衝撃性とを兼備する特徴を有している。近年増加している,Ca処理鋼などの侵食性の強い鋼種,特殊鋼に対する高耐食化ニーズへの対応材として期待される。また,鋳造用ノズルの無予熱化は,予熱用燃料コストの削減やCO₂ガス発生の抑制に繋がり,今後のカーボンニュートラルの実現に向けた環境負荷低減技術の1つとして貢献可能と考えている。(著者抄録)

シソーラス用語： *連続鋳造機 ,  *ノズル ,  *耐火物 ,  アルミナカーボン煉瓦 ,  マグネシアカーボン煉瓦 ,  骨材 ,  熱膨張 ,  緻密化 ,  耐食性 ,  耐熱衝撃性 ,  予熱 ,  原価低減 ,  二酸化炭素排出量 ,  環境保全 ,  製品開発
準シソーラス用語： ジルコニアカーボン煉瓦 ,  スピネルカーボン煉瓦 ,  最小化 ,  無予熱化 ,  *連続鋳造用ノズル

分類 (2件)： 耐火物  (YC04030N) ,  炉,鋳造設備  (WC01070I)

引用文献 (6件)：

• 李玲, 佐々木昭成, 森川勝美, 平初雄: 耐火物, 69[7] 316-323 (2017).
• 森川勝美, 李玲, 佐々木昭成, 平初雄: CAMP-ISIJ, Vol.30 (2017) 742.
• 李玲, 後藤潔, 森川勝美: 耐火物, 73[3] 104 (2021).
• 松本成史, 脇田保, 森川勝美, 平初雄, 吉富丈記, 向井楠宏: 耐火物, 68[1] 9-16 (2016).
• 野村輝, 髙見行平, 李玲, 森川勝美, 平初雄: 耐火物, 70[3] 146 (2018).

タイトルに関連する用語 (3件)： 予熱 ,  鋳造ノズル ,  開発