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J-GLOBAL ID：202202266559705638   整理番号：22A0421745

雑談チャットボットの返信に意図的な遅延をつけることによる影響の調査

Investigating the Impact of Intentional Delays in Chatbot Replies

著者 (5件)： 高橋康汰 (明治大 大学院先端数理科学研究科) ,  山田周平 (明治大 大学院先端数理科学研究科) ,  越後宏紀 (明治大 大学院先端数理科学研究科) ,  阿部花南 (明治大 大学院先端数理科学研究科) ,  小林稔 (明治大 総合数理)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2022  号： GN-115  ページ： Vol.2022-GN-115,No.33,1-6 (WEB ONLY)  発行年： 2022年01月13日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： AI技術の発展により,雑談チャットボットは人間と話しているかのような自然な会話が可能になっている.一方で多くのボットは返信が非常に早く,人間からの返信だと感じにくいことがある.そこで本報告ではチャットボットの返信に意図的な遅延を加えることで,人間と会話をしているように感じられるかについて調査を行った.本報告ではボットの返信に追加の遅延を加えないボット,ランダムな遅延を加えたボットの他に,より人間らしい遅延を感じさせるために,返信の文字数に応じた遅延を加えたボットの合計3種類作成した.また,それぞれのボットと会話をさせ,どのボットが一番人間らしいと感じたかを比較する実験を行った.その結果,文字数に応じた遅延を加えたボットが一番人間らしいと回答した人が最も多いことがわかった.(著者抄録)

シソーラス用語： 情報システム ,  コミュニケーション ,  *知能ロボット ,  *遅れ ,  評価 ,  *会話
準シソーラス用語： チャットシステム ,  チャットボット ,  会話ロボット ,  遅延 ,  実験評価 ,  雑談

分類 (1件)： 計算機利用技術一般  (JE01000C)

引用文献 (16件)：

• “LINE Business Guide 2021年7-12月期,” https://www.linebiz.com/sites/default/files/media/jp/download/LINE%20Business%20Guide_202107-12.pdf, (参照 2021-12-21).
• “日本の働き方改革に貢献する Slack,” https://slack.com/intl/jajp/blog/news/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%83%8D%E3%81%8D%E6%96%B9%E6%94%B9%E9%9D%A9%E3%81%AB%E8%B2%A2%E7%8C%AE%E3%81%99%E3%82%8B-slack, (参照 2021-12-21).
• rinna 株式会社. “りんな,” https://www.rinna.jp/, (参照 2021-12-21).
• A. Turing. Computing machinery and intelligence, Mind, vol. 59, no. 236, pp. 433-460, 1950.
• 松原 仁. “チューリングテストとは何か,” 人工知能学会誌26巻1号, pp. 42-44, 2011.

タイトルに関連する用語 (6件)： 雑談 ,  チャットボット ,  返信 ,  意図 ,  遅延 ,  調査