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J-GLOBAL ID：202202266652400781   整理番号：22A0190868

動力式植栽機の作業性とスギコンテナ苗の植栽後の成長

著者 (4件)： 池田虎三 (石川県農林総合研究セ 林試) ,  川崎萌子 (石川県農林総合研究セ 林試) ,  小谷二郎 (石川県農林総合研究セ 林試) ,  千木容 (石川県農林総合研究セ 林試)
資料名： 雪と造林(Web)
号： 17  ページ： 48-51 (WEB ONLY)  発行年： 2017年03月31日 
JST資料番号： U2649A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・日本の針葉樹人工林は,その多くが主伐期を迎えており,林業継続のために伐採・再造林を行うには再造林のコスト低減が課題で,その一つの方法としてコンテナ苗の利用に対する注目度が上昇中。
・これまで,コンテナ苗植栽コスト削減のために専用の植栽機が開発はされてはいるが,能率の向上が課題。
・新たに背負動力式植栽機を開発し,2016年11月4日に,石川県加賀市のスギ皆伐跡地で,スギのコンテナ苗と裸苗を,開発した植栽機と従来の鍬で植栽し,作業性と植栽後の成長を調査。
・開発した植栽機の作業性は,鍬と比較して,重量が重く,移動時間が長くかかり劣っており,作業性の改善は図れていないことが判明。
・植栽後の成長は,コンテナ苗は裸苗より直径成長を優先する傾向が見られ,形状比の高い個体はその傾向が強いこと,形状比が相対樹高成長率に及ぼす影響は第1成長期後までであることが判明。

シソーラス用語： *スギ ,  苗 ,  再生 ,  *植栽 ,  機械 ,  *作業性 ,  成長
準シソーラス用語： *コンテナ苗 ,  再造林 ,  *動力式植栽機 ,  *初期成長

分類 (2件)： 森林の人工更新  (FF03020L) ,  圃場作業用機械  (FB03020Z)

引用文献 (6件)：

• 櫃間岳・八木橋勉・松尾亨・中原健一・那須野俊・野口麻穂子・八木貴信・齋藤智之・柴田銃江 (2015): 東北地方におけるスギコンテナ苗と裸苗の成長(<特集>東北地方における低コスト再造林). 東北森林科学会誌 20: 16-18
• 今冨裕樹 (2011): スギ再造林の低コスト化を目指した技術開発 伐採・地拵え・植栽の一貫作業による低コスト化. 現代林業542: 52-55
• 猪俣雄太・伊藤崇之・鹿島潤・山田健・山口浩和・今冨裕樹・旗生規 (2016): 異なる植栽器具使用時のコンテナ苗の植栽能率. 日林誌98: 223-226
• 梶本卓也・宇都木玄(2016): プロジェクト「コンテナ苗を活用した低コスト再造林技術の実証研究」の紹介. 森林遺伝育種5: 101-105
• R Development Core Team (2016) : R: A language and environment for statistical computing. R Foundation for Statistical Computing, URL http://www.R-project.org/

タイトルに関連する用語 (5件)： 動力 ,  植栽 ,  スギ ,  コンテナ苗 ,  成長