文献
J-GLOBAL ID:202202266712494647   整理番号:22A0943956

収穫-成熟イチゴ果実の1-メチルシクロプロペン処理による細胞壁保存への新しい洞察【JST・京大機械翻訳】

New insights into the cell wall preservation by 1-methylcyclopropene treatment in harvest-ripe strawberry fruit
著者 (8件):
資料名:
巻: 299  ページ: Null  発行年: 2022年 
JST資料番号: W1940A  ISSN: 0304-4238  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究の目的は,貯蔵中の1-メチルシクロプロペン(1-MCP)処理によるイチゴ果実の保存の基礎となる機構に関する新規知識を提供することであった。収穫したイチゴを1MCPで22°Cで10時間処理し,次に4°Cで10日間貯蔵し,20°Cで2日間貯蔵した。1-MCP処理は果実硬度の損失と貯蔵中のアントシアニンの蓄積を有意に遅らせたが,pH,滴定酸度,全糖,およびフェノール化合物値を維持した。1-MCP処理は,炭素源として分離した果実細胞壁を使用するとき,真菌病原体Botrytis cinereaとRhizopus stoloniferのin vitro成長を減少させた。また,1-MCP処理は,非処理果実と比較して,真菌病変の出現を遅らせ,それらの重症度を減少させるのに有効であった。1-MCP処理果実は,対照よりもイオン的に限定されたペクチンとヘミセルロース画分を示した。処理した果実はペクチンメチルエステラーゼ活性の増加及びポリガラクツロナーゼ,β-ガラクトシダーゼ,α-アラビノフラノシダーゼ及びβ-キシロシダーゼ活性の阻害を示した。1-MCP適用はイチゴ果実硬度に関連する関連遺伝子の発現を改変し,FaPME1及びFaXTH1 mRNA量を増加させ,FaPG1,FaPLC及びFaXTH2発現をダウンレギュレートした。処理はin vitro細胞壁膨潤と貯蔵中のヘミセルロース-セルロースメッシュの崩壊を遅らせた。内因性ペクチンメチルエステラーゼ及びキシログルカントランスグリコシラーゼのアップレギュレーション及びリアーゼ及びヒドロラーゼのダウンレギュレーションを通しての細胞壁組成及び壊死性病原体へのそれの接近性に及ぼす1-MCPの影響は,市販成熟イチゴにおける最初の報告である。さらに,イチゴ果実の硬度に及ぼすCaCl_2溶液中の浸漬と組み合わせた1-MCP処理の影響を評価した。その結果,1-MCP/CaCl_2処理は,対照と比べて,また1-MCPまたはCaCl_2の個々の適用で,有意に堅固な果実を与えた。Copyright 2022 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
果樹  ,  発生,成長,分化 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る