抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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非線形超音波混合法における最近の発展は,初期段階の疲労亀裂の検出における使用を可能にした。この方法では,異なる周波数における二つの入力波を疲れ亀裂(すなわち非線形構造)を有する構造に適用した。これらの波間の相互作用は,入力成分の和と差で非線形混合調和成分を生じさせる。しかし,疲労亀裂によって発生する混合調和成分の振幅は,ノイズの多い環境において弱くなった。この問題を克服するために,従来のパワースペクトル法を用いて非線形成分を抽出した。しかし,非線形および非定常信号の解析には不適当である。本研究は,この問題を克服するために,スペクトル相関法と呼ばれる先進的信号処理法を示した。提案した方法は超音波における混合調和成分だけでなく,これらの成分間のスペクトル相関も考慮した。提案方法の一意性は以下の通りである。(1)単一変換器を2つの個々の変換器の代わりに用いて,2つの入力Lamb波を順次作り出す,(2)混合調和成分のスペクトル相関はノイズ成分に鈍感である。(3)音バースト入力をスペクトル相関に用いて,正弦波入力と比較して,無傷と疲労亀裂条件の間の良好なコントラストを得て,(4)スペクトル相関法から抽出した混合部品は,従来法を用いて得られたものより信頼性が高く,そして(5)提案したアプローチは,疲労亀裂を検出するのに適用できる。理論モデルを提示し,スペクトル相関係数と二次非線形性パラメータの間の関係を確立した。疲労亀裂を有するアルミニウム板試験片について実験を行い,スペクトル相関法の性能を検証した。実験結果は,著者らの方式を用いて抽出した非線形混合調和成分が,従来のパワースペクトル法を用いて抽出したものより,疲労亀裂検出に有効であることを示した。Please refer to the publisher for the copyright holders. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】