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J-GLOBAL ID:202202267696049909   整理番号:22A1181259

C型ナトリウム利尿ペプチドはPKG/JNK/c-Junシグナル伝達経路を介してヤギ乳腺における抗菌ペプチドS100A7の発現と分泌を調節する【JST・京大機械翻訳】

C-Type Natriuretic Peptide Regulates the Expression and Secretion of Antibacterial Peptide S100A7 in Goat Mammary Gland Through PKG/JNK/c-Jun Signaling Pathway
著者 (16件):
資料名:
巻:ページ: 822165  発行年: 2022年 
JST資料番号: U7103A  ISSN: 2297-1769  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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感染中,感染組織は病原体の更なる侵入に抵抗するために多様な内因性ペプチドを分泌する。これらの内因性ペプチドの中で,ナトリウム利尿ペプチドと抗菌ペプチドは,最も注目された。C型ナトリウム利尿ペプチド(CNP)とその受容体ナトリウム利尿ペプチド受容体B(NPR-B)はナトリウム利尿ペプチド系のメンバーであった。抗菌ペプチドS100A7は,乳腺炎における細菌の感染に抵抗するために重要な役割を果たす。S100A7の発現は活性化因子蛋白質-1(AP-1)応答性プロモーターにより調節されることが報告されている。AP-1のサブユニットとして,c-JunはCNP/NPR-Bシグナル伝達経路の下流標的である。したがって,CNP/NPR-Bシグナル伝達経路は乳腺におけるS100A7の発現と分泌を誘導し,局所乳腺自然免疫に関与するという仮説である。この仮説を検証するために,ヤギ乳腺と単離乳房上皮細胞(MEC)を用いて,ヤギ乳腺におけるCNP/NPR-Bの発現と生理学的役割を調べた。その結果,ヤギ乳腺はNPR-Bを発現したが,CNPは発現しなかった。ヤギMECsにおけるS100A7の発現と分泌は,CNP/NPR-Bシグナル伝達経路によって明らかに誘導された。CNP処理後,ヤギMECsの環状グアノシン一リン酸(cGMP)濃度は有意にアップレギュレートされた。cGMPレベルのアップレギュレーションとともに,c-Jun N末端キナーゼ(JNK)とその標的c-Junのリン酸化レベルも徐々に増加した。KT5823は蛋白質キナーゼG(PKG)に対する特異的阻害剤である。KT5823はCNPにより誘導されたJNKとc-Junのリン酸化を著しく阻害した。対応して,KT5823は明らかにCNPにより誘導されたS100A7の発現と分泌を阻害した。一方,NPR-BとS100A7の発現は,乳腺炎ヤギ乳腺でアップレギュレートされた。しかし,健常と乳腺炎ヤギ乳腺組織の間にCNP発現に有意差は無かった。ヤギ乳腺炎モデルを,リポ多糖類(LPS)で処理したヤギMECsを用いてin vitroで確立した。また,LPS処理はNPR-BとS100A7の発現を増加させた。結論として,ヤギ乳腺はNPR-Bを発現し,乳腺がナトリウム利尿ペプチド系の標的器官であることを示した。さらに,MECsにおけるS100A7の発現および分泌を調節するNPR-B/JNK/c-Junシグナル伝達経路を介したCNPは,乳腺先天性免疫において重要な役割を果たした。Copyright 2022 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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生理活性ペプチド 
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引用文献 (54件):
  • Mishra B, Reiling S, Zarena D, Wang G. Host defense antimicrobial peptides as antibiotics: design and application strategies. Curr Opin Chem Biol. (2017) 38:87-96. doi: 10.1016/j.cbpa.2017.03.014
  • Dostert M, Belanger CR, Hancock REW. Design and assessment of anti-biofilm peptides: steps toward clinical application. J Innate Immun. (2019) 11:193-204. doi: 10.1159/000491497
  • Silveira GGOS, Torres MDT, Ribeiro CFA, Meneguetti BT, Carvalho CME, de la Fuente-Nunez C, et al. Antibiofilm peptides: relevant preclinical animal infection models and translational potential. ACS Pharmacol Transl Sci. (2021) 4:55-73. doi: 10.1021/acsptsci.0c00191
  • Xu M, Liu X, Li P, Yang Y, Zhang W, Zhao S, et al. Modified natriuretic peptides and their potential role in cancer treatment. Biomed J. (2021). [Epub ahead of print]. doi: 10.1016/j.bj.2021.06.007.
  • Zhang M, Su YQ, Sugiura K, Xia G, Eppig JJ. Granulosa cell ligand NPPC and its receptor NPR2 maintain meiotic arrest in mouse oocytes. Science. (2010) 330:366-9. doi: 10.1126/science.1193573
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