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J-GLOBAL ID：202202267792377195   整理番号：22A0437161

当帰しゃく薬散はラットにおける血流の早期回復を通して冷水浸漬後の体温低下を改善する【JST・京大機械翻訳】

Tokishakuyakusan ameliorates lowered body temperature after immersion in cold water through the early recovery of blood flow in rats

著者 (7件)： Shimizu Tomofumi (Tsumura Kampo Research Laboratories, Kampo Research & Development Division, Tsumura & Co., 3586 Yoshiwara, Ami-machi, Inashiki-gun, Ibaraki, 300-1192, Japan) ,  Terawaki Kiyoshi (Tsumura Kampo Research Laboratories, Kampo Research & Development Division, Tsumura & Co., 3586 Yoshiwara, Ami-machi, Inashiki-gun, Ibaraki, 300-1192, Japan) ,  Sekiguchi Kyoji (Tsumura Kampo Research Laboratories, Kampo Research & Development Division, Tsumura & Co., 3586 Yoshiwara, Ami-machi, Inashiki-gun, Ibaraki, 300-1192, Japan) ,  Sanechika Sho (Tsumura Advanced Technology Research Laboratories, Kampo Research & Development Division, Tsumura & Co., 3586 Yoshiwara, Ami-machi, Inashiki-gun, Ibaraki, 300-1192, Japan) ,  Ohbuchi Katsuya (Tsumura Advanced Technology Research Laboratories, Kampo Research & Development Division, Tsumura & Co., 3586 Yoshiwara, Ami-machi, Inashiki-gun, Ibaraki, 300-1192, Japan) ,  Matsumoto Chinami (Tsumura Kampo Research Laboratories, Kampo Research & Development Division, Tsumura & Co., 3586 Yoshiwara, Ami-machi, Inashiki-gun, Ibaraki, 300-1192, Japan) ,  Ikeda Yoshiki (Tsumura Kampo Research Laboratories, Kampo Research & Development Division, Tsumura & Co., 3586 Yoshiwara, Ami-machi, Inashiki-gun, Ibaraki, 300-1192, Japan)
資料名： Journal of Ethnopharmacology  (Journal of Ethnopharmacology)
巻： 285  ページ： Null  発行年： 2022年 
JST資料番号： T0042A  ISSN： 0378-8741  CODEN： JETHDA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 「C感は,疲労,剛性および他の症状を悪化させ,それによって生活の質を低下させる異常な寒さの主観的感覚である。 To白aku散(TSS)は,冷感を改善することが報告されている漢方薬であり,冷感により悪化する症状の治療に用いられる。しかし,TSSの作用機序は不明である。冷感は,血流の減少とその後の熱輸送の阻害を含む可能性がある。したがって,血流に及ぼすTSSの影響を解明することは,TSSの作用の機構を明らかにするために最も重要な研究トピックの1つである。冷水におけるラットの浸漬による低体温からの回復に対するTSSの影響を評価し,TSSの作用における血流の関与を明らかにした。雌Wistarラットを低室温ストレス負荷(室温18°C)の9日間受けた後,15分間冷水(15°C)に浸漬した。体温,直腸温,および足底温度を,冷水の浸漬の前後に測定した。低い室温ストレス負荷なしで冷水に浸漬の前後に血流を測定した。TSS(0.5g/kgまたは1g/kg)または賦形剤(すなわち蒸留水)を,体温の測定のため10日間1日1回,または,血流測定のため冷水に浸漬する30分前に1日1回経口投与した。さらに,著者らは,後根神経節(DRG)細胞からのカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)放出に及ぼすTSSの影響,一過性受容体電位(TRP)チャンネルに及ぼすTSS成分の影響,および血管平滑筋細胞の膜電位に及ぼすTSS成分の影響を検討し,血流に及ぼすTSSの影響の機構を評価した。体温と血流は冷水への浸漬後に減少し,その後時間とともに回復した。各時点または曲線下面積での体温の比較は,TSS(1g/kg)が体表面温度,直腸温および血流の回復を加速することを示した。TSSはDRG細胞からのCGRP放出を有意に増加させ,HC-030031(一過性受容体電位アンキリン1[TRPA1]アンタゴニスト)による前処理後に消失した。TRPチャンネルに対する7つのTSS成分の影響を調べた。TRPA1に対するアゴニスト効果はアトラクチロジン,アトラクチロジンカルボン酸およびレビソリドAに対して観察された。TSS成分の中で,アトラクチロジンカルボン酸は有意な超分極作用を有した。TSSが冷水への浸漬後のラットの低下した体温の回復を加速する機構は,低下した血流の回復の加速を含む可能性がある。TSSによるDRG細胞からのCGRP放出の増加,TSS成分によるTRPA1活性化,およびTSS成分に起因する血管平滑筋細胞における膜電位変化は,TSSの作用の機構の一部である。これらの知見は,寒冷感覚に対するTSSの有益な効果の解釈に部分的に寄与する可能性がある。Copyright 2022 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 電位 ,  剛性 ,  膜電位 ,  カルボン酸 ,  *血流 ,  受容体 ,  *体温 ,  *ラット ,  表面温度 ,  直腸温 ,  血管平滑筋細胞
準シソーラス用語： Wistarラット ,  アゴニスト ,  アンタゴニスト ,  TRPA1 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 当帰しゃく薬散 ,  冷感 ,  血流 ,  カルシトニン遺伝子関連ペプチド ,  一過性受容体電位アンキリン1 ,  膜電位変化

分類 (4件)： 人間に対する影響  (EE05050C) ,  スポーツ医学  (GC11000Y) ,  生薬の薬理の基礎研究  (GX06020J) ,  食品一般  (FJ01010Y)

タイトルに関連する用語 (8件)： 当帰しゃく薬散 ,  ラット ,  血流 ,  早期 ,  回復 ,  冷水 ,  浸漬 ,  体温低下