文献

J-GLOBAL ID：202202268235582659   整理番号：22A1082906

二重拡散不安定性に対する濃度依存拡散の効果【JST・京大機械翻訳】

The effect of concentration-dependent diffusion on double-diffusive instability

著者 (4件)： Bratsun D. A. (Applied Physics Department, Perm National Research Polytechnic University, 614990 Perm, Russia) ,  Oschepkov V. O. (Hydrodynamic Stability Laboratory, Institute of Continuous Media Mechanics, 614013 Perm, Russia) ,  Mosheva E. A. (Hydrodynamic Stability Laboratory, Institute of Continuous Media Mechanics, 614013 Perm, Russia) ,  Siraev R. R. (Applied Physics Department, Perm National Research Polytechnic University, 614990 Perm, Russia)
資料名： Physics of Fluids  (Physics of Fluids)
巻： 34  号： 3  ページ： 034112-034112-17  発行年： 2022年 
JST資料番号： H0052B  ISSN： 1070-6631  CODEN： PHFLE6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本論文は,二重拡散不安定性に対する二層混合系の安定性を研究した。システムは垂直Hele-Shawセルに配置され,狭い過渡的ゾーンによって最初に分離された2つの均一水溶液から成る。Rayleigh-Taylor不安定性を除外する初期安定密度成層に対する考察を限定した。本研究の主目的は,研究者によって一般に無視されてきた濃度依存拡散係数の影響を解明することである。各溶質の拡散係数の線形依存性を仮定し,Picardの反復スキームを用いて,時間依存密度プロファイルの閉形式解析式を導いた。これは,濃度依存拡散係数の影響を考慮することにより,二重拡散不安定性に関して二層系に対して安定性境界を確立できる。得られた解析結果を,直接数値シミュレーションの結果によって実証した。実験は,両溶質の濃度の連続的増加が,それらの比を変えずに,逆の結果に導くことを示した。NaNO_3-H_2SO_4対の場合,低濃度で安定な2層系は濃度に比例して増加し,塩指の形で対流運動を生じさせる。反対に,LiClとNaNO_3溶液から成る2層系は,溶解物質の濃度増加で安定化した。これらの物質の濃度のさらなる増加は,機械的平衡破壊とその後のいわゆる拡散層対流の形成を引き起こす。実験結果は理論的予測と良く一致した。Copyright 2022 AIP Publishing LLC All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 安定性 ,  拡散係数 ,  *対流 ,  溶解 ,  Rayleigh-Taylor不安定性 ,  時間依存性 ,  線形性 ,  不安定性 ,  溶質 ,  密度分布 ,  拡散層
準シソーラス用語： 閉形式 ,  低濃度 ,  二層 ,  混合系 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 不均質流  (BC02060J)

タイトルに関連する用語 (3件)： 二重拡散 ,  不安定性 ,  拡散