抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:注意欠陥多動障害(ADHD)患児の血清グリア細胞由来神経栄養因子(GDNF)と血管内皮増殖因子C(VEGF-C)の発現量を分析し、その診断価値を検討する。方法:2017年5月-2019年5月杭州市第七人民病院で治療した200例のADHD患児を観察グループとし、また同期健康診断の200例の健康児童を対照群とした。血清GDNFとVEGF-Cレベルを酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)によって測定し,血清GDNFとVEGF-C発現と血清フェリチン,血清マグネシウム,および多動指数との相関をPearson法によって分析した。血清GDNFとVEGF-Cの血清レベルによる小児ADHDの診断価値をROC曲線で分析した。結果:観察群の血清フェリチン、血中マグネシウムレベル及び多動指数は、それぞれ(31.27±9.54)μg/L、(0.54±0.27)mmol/L及び(1.87±0.24)であり、対照群の血清フェリチン、血中マグネシウムレベル及び多動指数はそれぞれ(60であった。62±10.85μg/L,(0.91±0.36)mmol/Lおよび(1.26±0.17)点,2群間に有意差があった(t=28.729,11.628,29.332,すべてP<0.05)。観察群の血清GDNFとVEGF-C発現レベルはそれぞれ(7.27±1.62)pg/mlと(35.62±8.17)ng/mlであり、対照群の血清GDNFとVEGF-C発現レベルはそれぞれ(9.45±2)であった。【結果】15pg/mlと26.27±6.24ng/mlで,2群間に有意差があった(t=11.452,12.862,P<0.05)。ADHD患児の血清GDNFレベルは血清フェリチン、血マグネシウムと正の相関があり(r=0.542、0.581、すべてP<0.05)、多動指数と負の相関があった(r=-0.600,P<0.05)。血清VEGF-Cレベルは血清フェリチン、血マグネシウムと負の相関があり(r=-0.547、-0.586、すべてP<0.05)、多動指数と正相関を呈した(r=0.592,P<0.05)。血清GDNFレベルは,ADHDの曲線下面積が0.767(95%CI:0.7210.813,P=0.000),感度が79.0%,特異度が62.5%であった。血清VEGF-Cレベル診断ADHDの曲線下面積は0.824(95%CI:0.7830.865,P=0.000),感度は72.5%,特異性は80.0%であった。血清GDNFとVEGF-Cレベル連合診断ADHDの曲線下面積は0.833(95%CI:0.7920.873,P=0.000),感度は72.5%,特異性は85.5%であった。結論ADHD患児の血清GDNF発現レベルは低下し、VEGF-C発現レベルは上昇し、両者の連合検査は児童ADHDに対して比較的に高い診断価値があり、臨床検査児童血清GDNF、VEGF-C発現レベルはADHDの早期診断に指導的意義がある。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】