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J-GLOBAL ID:202202268376500140   整理番号:22A0576782

トリプトファンによるチミンラジカルの還元:CIDNP速度論の研究【JST・京大機械翻訳】

Reduction of thymine radicals by Tryptophan: A study of CIDNP kinetics
著者 (5件):
資料名:
巻: 426  ページ: Null  発行年: 2022年 
JST資料番号: D0721B  ISSN: 1010-6030  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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化学的DNA修復過程を模倣する反応のモデルとして,水溶液中の広いpH範囲でトリプトファンとN-アセチルトリプトファンによる短寿命チミンラジカルの還元を調べた。ラジカルパルスレーザー照射を,光増感剤3,3′,4,4′-テトラカルボキシベンゾフェノン(TCBP),チミン,およびトリプトファンまたはN-アセチルトリプトファンを含む溶液に適用した。予備段階として,三重項励起3,3′,4,4′-テトラカルボキシベンゾフェノンによるチミンの光誘起酸化を研究し,チミンラジカル中間体を時間分解化学誘起動的核分極(CIDNP)により特性解析した。中性水溶液(pH6.3)中の中性チミンから三重項励起光増感剤へのプロトン共役電子移動(PCET)が中性チミンラジカルの生成を導くことを示した。その生成は,反応のジェミナート段階上に,不明確なカチオン性チミンラジカルの形成によって先行する。対照的に,塩基性溶液(pH11.7)ではチミンアニオンは電子移動により三重項励起光増感剤と反応し,TCBPラジカルアニオンと中性チミンラジカルを生成した。後者は急速に脱プロトン化し,チミンラジカルアニオンがこれらの条件で形成される。トリプトファンとそのN-アセチル誘導体と中性チミンラジカル(pH6.3)またはチミンラジカルアニオン(pH11.7)の間の還元反応の速度を決定するために,還元剤の添加の有無によるTCBPとチミンの光反応で得たCIDNP速度論を,同時に定量的に分析した。その結果,還元反応の2次速度定数,k_r,をpH6.3で1.1×109M-1s-1,N-アセチルトリプトファンでpH11.7で1.3×107M-1s-1と決定した;pH6.3で1.1×109M-1s-1,トリプトファンでpH11.7で4.1×107M-1s-1であった。Copyright 2022 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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光化学一般  ,  光化学反応 
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