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J-GLOBAL ID：202202268563169502   整理番号：22A0712089

水で油汚れが落ち易い陶磁器の開発

著者 (3件)： 秋月俊彦 (長崎県窯技セ) ,  木須一正 (長崎県窯技セ) ,  廣田和樹 (和山)
資料名： 長崎県窯業技術センター研究報告  (Annual Report. Ceramic Research Center of Nagasaki)
号： 68  ページ： 35-38  発行年： 2022年02月 
JST資料番号： L2271A  ISSN： 1340-802X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,数十~数百ナノサイズの多数の突起を食器の釉薬表面に形成することで,食後に食器を洗浄する際,表面に付着した油分が少量の水で落ち易くなり,洗浄効果が向上することを意図したものである。本研究で使用する原料のシリカ粒子は,あらかじめ水簸を行うことで,粗大粒子を含まない微粒子のみを釉薬に添加することが可能となった。開発した釉薬を素地に施釉・焼成し,高濃度のアルカリ処理を施すことで,釉薬表面に意図した100nm以下の微細な突起物が多数確認された。得られた試験体について,流水による油汚れの落ち易さを確認したところ,市販の釉薬を施釉したものに比べ,油落ちが良好な結果となった。(著者抄録)

シソーラス用語： 汚染 ,  *陶磁器 ,  *釉薬 ,  突起部 ,  食器 ,  *水洗 ,  油 ,  微粒子 ,  二酸化ケイ素 ,  くすり掛け ,  焼成 ,  アルカリ処理 ,  水流

分類 (2件)： 非金属材料へのセラミック被覆  (YC02040K) ,  セラミック・磁器の性質  (YC03030G)

引用文献 (1件)：

• 河野将明、吉田英樹、山口英次、小林孝幸、梶原秀志、低温焼成磁器製品「湯飲み」のライフサイクルにおける環境負荷の定量化、長崎県窯業技術センター研究報告、No.60,29-35(2012).

タイトルに関連する用語 (5件)： 水 ,  油 ,  汚れ ,  陶磁器 ,  開発