文献

J-GLOBAL ID：202202268728879441   整理番号：22A0741309

市販水酸化銅ナノ農薬曝露後のヒト肝細胞癌細胞のメタボロミクスおよび生体エネルギー応答【JST・京大機械翻訳】

Metabolomic and bioenergetic responses of human hepatocellular carcinoma cells following exposure to commercial copper hydroxide nanopesticide

著者 (8件)： Li Xiaoyu (Institute of Environmental Research at Greater Bay Area, Key Laboratory for Water Quality and Conservation of the Pearl River Delta, Ministry of Education, Guangzhou University, Guangzhou 510006, China. [e-mail]) ,  Qin Yingju ,  Kong Long ,  Yan Xiliang ,  Zhang Wei ,  Martyniuk Christopher J. ,  Wang Xiaohong ,  Yan Bing
資料名： Environmental Science: Nano  (Environmental Science: Nano)
巻： 9  号： 2  ページ： 589-605  発行年： 2022年 
JST資料番号： W2463A  ISSN： 2051-8161  CODEN： ESNNA4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 水酸化銅(Cu(OH)_2)ナノ農薬処方は農業で頻繁に使用されている。しかし,ヒト曝露リスクは完全には特性化されていない。ここでは,細胞代謝に対するCu(OH)_2ナノ農薬曝露の影響を,ヒト肝細胞癌(HepG2)細胞株におけるメタボロミクスおよび生物エネルギー評価を用いて評価した。ナノ農薬に対する細胞応答も,従来の硫酸銅で観察されたものと比較した。Cu(OH)_2ナノ農薬は培地中に効果的に分散し,優先的に細胞に取り込まれ,銅イオン単独(25μg/mL)と比較して,細胞の代謝産物レベルと生物エネルギーに類似の影響を示した。両曝露はエネルギーストレスに応答して解糖に関与する代謝産物の量を増加させた。さらに,α-ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼ及びイソクエン酸デヒドロゲナーゼは,ナノ農薬及び銅イオンによる相対転写物レベル及び酵素活性において低下した。また,細胞内のトリカルボン酸(TCA)サイクル中間体の蓄積があり,酸化ストレスおよび酸化リン酸化障害(OXPHOS)と関連するTCAサイクルの活性低下を示唆した。メタボロミクスは,Cu(OH)_2ナノ農薬および銅イオンへの曝露によるOXPHOSから解糖および脂質蓄積への代謝シフトを示した。本研究は代謝活性とミトコンドリア機能に関連したCu(OH)_2ナノ農薬曝露の包括的理解を提供する。Copyright 2022 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *農薬 ,  硫酸銅 ,  クエン酸サイクル ,  イソクエン酸デヒドロゲナーゼ ,  解糖 ,  酵素活性度 ,  代謝産物 ,  転写【遺伝】 ,  ヒト ,  *銅化合物 ,  金属イオン ,  *肝細胞癌 ,  酸化ストレス ,  HepG2細胞
準シソーラス用語： *メタボロミクス ,  銅イオン ,  細胞代謝 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (3件)： 農薬  (SB05030L) ,  細胞生理一般  (EF02010S) ,  動物に対する影響  (EE05040R)

タイトルに関連する用語 (8件)： 水酸化銅 ,  農薬 ,  曝露 ,  ヒト肝細胞 ,  癌細胞 ,  メタボロミクス ,  生体 ,  エネルギー応答