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J-GLOBAL ID：202202268868283856   整理番号：22A0620504

捕食者の腹腺分泌に由来するリスク臭気は,被食者に対する非消費効果を仲介する【JST・京大機械翻訳】

Risk Odors Deriving from Predator Abdominal Gland Secretions Mediate Non-Consumptive Effects on Prey

著者 (2件)： Wen Jian (Institute of Biological Control, Faculty of Agriculture, Kyushu University, Fukuoka, Japan) ,  Ueno Takatoshi (Institute of Biological Control, Faculty of Agriculture, Kyushu University, Fukuoka, Japan)
資料名： Journal of Chemical Ecology  (Journal of Chemical Ecology)
巻： 48  号： 1  ページ： 89-98  発行年： 2022年 
JST資料番号： E0853B  ISSN： 0098-0331  CODEN： JCED8  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 捕食者は捕食者放出合図によって捕食者の存在を検出し,次に,リスクを緩和するためにそれらの表現型形質を柔軟に変え,従って,非消費効果が現れる。非消費効果は多くの生態系で広く研究されているが,これらの影響の根底にあるメカニズムはほとんど理解されておらず,リスクキューの性質と捕食者が捕食者を検出する方法に関する疑問を残す。ここでは,Y-チューブ嗅覚計を用いて,小褐色ウンカ(Laodelphax striatellus(Fallen))が甲虫(Paederus fuscipis Curtis)の存在を検出することができるかどうかを,甲虫の腹腺分泌から臭気を介して検出した。さらに,ガスクロマトグラフィー-質量分析による腹部腺分泌の化学物質を同定した。同定された化学物質をウンカに暴露し,ウンカ行動への影響を試験した。雌または雄ウンカは,捕食リスクのない臭気からの甲虫または甲虫の腹腺分泌の捕食リスク臭気を区別することができた。ガスクロマトグラフィー-質量分析により,最も豊富な化学物質の16が雌と雄の腹部腺分泌で見出された。それらの内の5つ(n-ウンデカン,n-ペンタデカン,n-ヘキサデカン,n-エイコサン,およびn-ヘニコサン)は,それぞれ,ウンカ類の活性レベルを低下させた。これらの知見は,害虫管理および化学シグナルの進化に対する有意な意味で,非推定捕食者効果を仲介する際の腹部腺分泌の役割の理解を深める。Copyright The Author(s), under exclusive licence to Springer Science+Business Media, LLC, part of Springer Nature 2021 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *リスク ,  *臭気 ,  害虫 ,  表現型 ,  GC-MS分析 ,  カブトムシ ,  *捕食者 ,  *生物相互作用 ,  生態系
準シソーラス用語： *被食者 ,  オルファクトメータ ,  捕食リスク , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： イネ害虫 ,  捕食リスク ,  反捕食行動 ,  化学コミュニケーション ,  カイロモン

分類 (2件)： 異種生物間相互作用  (EE01050A) ,  個体群生態学  (EE03030S)

タイトルに関連する用語 (8件)： 捕食者 ,  腹腺 ,  分泌 ,  リスク ,  臭気 ,  被食者 ,  消費 ,  仲介