抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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三次元データを自動運転システムにおいて利用するために,リアルタイムでデータを処理する必要があり,デプスマップが広く使われている。コンピュータビションの分野では,デプスマップを生成するために,様々なアルゴリズムが開発されたが,中でもステレオマッチングが広く用いられている。FPGAのプラットフォームは,性能と消費電力の点で優れており,本研究はZynq Ultrascale+を用いたM-KUBOSボード上に,このアルゴリズムを実装した。設計環境としては,今後のシステムのメインテナンスを考慮し,Vitis HLSを採用した。実装したステレオマッチングIPは5つのモジュールから構成され,その間をAXIストリームでデータを流す。この実装法により,性能を向上するだけでなく,リソース消費量も抑制することができる。各モジュールで入力されたデータから自動的に必要ビットサイズを検知することで,さらに性能を上げ,リソース消費量を抑制できる。Vitis HLS2020.1の結果により,1920×1080のイメージについて,構築したシステムはおよそ45.45fpsが達成できた。リアルタイムでステレオマッチングが可能であり,GPU Tegra X2の結果と比べ,1.28倍の高速化を達成した。(著者抄録)