文献

J-GLOBAL ID：202202269198980638   整理番号：22A0973893

NIR増強拡散性を有するボロン酸エステル架橋上に構築した複合動的ヒドロゲル【JST・京大機械翻訳】

Composite Dynamic Hydrogels Constructed on Boronic Ester Cross-Links with NIR-Enhanced Diffusivity

著者 (3件)： Gosecka Monika (Centre of Molecular and Macromolecular Studies, Polish Academy of Sciences, Poland) ,  Gosecki Mateusz (Centre of Molecular and Macromolecular Studies, Polish Academy of Sciences, Poland) ,  Urbaniak Malgorzata (Centre of Molecular and Macromolecular Studies, Polish Academy of Sciences, Poland)
資料名： Biomacromolecules  (Biomacromolecules)
巻： 23  号： 3  ページ： 948-959  発行年： 2022年 
JST資料番号： W1325A  ISSN： 1525-7797  CODEN： BOMAF6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 感熱性架橋を有する動的ヒドロゲルは,「オンデマンド」ドラッグデリバリーシステムのための非常に有望なプラットフォームである。しかし,それらの全体積で応答を誘発する問題があり,それらの効率を低下させる。より良い熱応答性を達成するために,超分岐ポリグリシドール,HbPGL,およびポリ-(アクリルアミド-ran-2-アクリルアミドフェニルボロン酸), ポリ-(AM-ran-2-AAPBA)からなるボロン酸エステル架橋に基づく酸化グラフェン充填複合ヒドロゲルを構築した。ネットワーク中の酸化グラフェン(GO)の均一埋め込みは,急速な光-熱変換により,そのバルクの近赤外(NIR)-光熱応答を保証した。材料応答の速度と振幅は酸化グラフェン濃度と共に増加する。13.2mg/mLの濃度の酸化グラフェンを含むヒドロゲルの温度は,NIR照射で29秒で36.6から41°Cに増加した。ネットワーク拡散性と温度によるその変化の程度は,適用したボロン酸ベースの架橋剤の長さによって調節できる。より短い共重合体(M_n=23000g/mol)上に構築されたヒドロゲルは,温度による拡散性の顕著な増加を示した。拡散秩序化NMR研究は,ヒドロゲル中にカプセル化されたモデル薬物であるナイアシンについて決定された拡散係数が25°Cで6.09×10-10から41°Cで1.28×10-9m2/sに増加したことを明らかにした。長いアクリルアミド共重合体(M_n=43000g/mol)上に構築したヒドロゲルの場合,物理的絡み合いがネットワークを安定化するので,カプセル化ナイアシン拡散係数の変化は,25°Cで3.83×10-10から41°Cで6.63×10-10m2/sへと著しく小さかった。報告されたボロン酸エステルベースのヒドロゲルのオンデマンドNIR調節拡散性の可能性は,それらを制御された薬物送達プラットフォームのための有望な候補にする。Copyright 2022 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： NMR【磁気共鳴】 ,  応答 ,  拡散係数 ,  ネットワーク ,  *架橋【高分子】 ,  近赤外線 ,  カプセル封じ ,  *有機ホウ素酸 ,  *ヒドロゲル ,  熱応答 ,  ドラッグデリバリーシステム
準シソーラス用語： オンデマンド ,  *ボロン酸類 ,  *ボロン酸エステル ,  酸化グラフェン ,  光熱変換 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 高分子固体の構造と形態学  (CG02022M) ,  医用素材  (GA05040H)

タイトルに関連する用語 (6件)： 増強 ,  拡散性 ,  ボロン酸エステル ,  架橋 ,  構築 ,  ヒドロゲル