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J-GLOBAL ID:202202269930452320   整理番号:22A0889424

血管新生と転移に対する食餌性フィトケミカルリナロールの二相性効果【JST・京大機械翻訳】

Biphasic effect of the dietary phytochemical linalool on angiogenesis and metastasis
著者 (5件):
資料名:
巻: 477  号:ページ: 1041-1052  発行年: 2022年 
JST資料番号: C0452B  ISSN: 0300-8177  CODEN: MCBIB8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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細胞毒性化学療法は癌治療の分野を支配している。結果的に,抗癌植物化学物質は,高用量で達成される癌細胞に対するそれらの細胞毒性に基づいて主にスクリーニングされ,種々の毒性副作用をもたらす。いくつかの植物化学物質も,ある用量で発癌性効果を示した。ホルミシスの概念は,より体系的な方法でフィトケミカルの二相性応答を見ることを教えている。興味深いことに,モノテルペノイドアルコール,リナロールは,抗酸化および酸化促進特性の両方を示すことが報告されているが,これは,癌細胞に対する可能性のある二相効果を探索することを促した。種々の濃度のリナロール(0.1-4mM)の細胞毒性をB16F10マウス黒色腫細胞株で試験し,2つの亜致死濃度(0.4と0.8mM)を更なる実験のために選択した。0.4mMリナロールは血管新生と転移を阻害したが,0.8mMはそれらを増加させた。同様に,B16F10細胞移動,浸潤および上皮間葉移行マーカーは,それぞれ,より低いおよびより高いリナロール濃度の阻害および誘導を示した。絨毛尿膜検査,スクラッチ創傷分析,およびボイデンチャンバーを用いて,血管新生と転移を分析した。血管内皮増殖因子(VEGF)およびその受容体リン酸化VEGF受容体II(p-VEGFRIIまたはp-Flk-1),低酸素誘導因子-1α(HIF-1α),E-カドヘリンおよびビメンチンのような分子マーカーの発現を,ウェスタンブロット,ELISA,PCR,qPCRおよび免疫蛍光法を用いて検出した。最後に,ChIPアッセイを行い,VEGFプロモーターとHIF-1α会合を評価した。興味深いことに,フローサイトメーターにおけるDCFDAを用いたリナロールの選択した濃度における細胞内活性酸素種の測定は,フィトケミカルが0.8mMで有意な量のROSを誘導することを示した。本研究は,リナロールのような食事性植物化学物質によって示される二峰性用量-応答関係を明らかにし,望ましい治療効果を誘発するために考慮されるべきである。Copyright The Author(s), under exclusive licence to Springer Science+Business Media, LLC, part of Springer Nature 2022 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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細胞生理一般  ,  抗腫よう薬の基礎研究 
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