抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論では「まちづくり」(地域再生)の複数の事例について,4象限に分類した。事例は,地域社会学会で以前開催された研究会議とシンポジウムにおいて取り上げられた。4象限は2つの軸から成る。一つは垂直軸であり,それはまちづくり(行政セクター主導から市民・民間セクター主導)の分野を示す。もう一つは,まちづくりの担い手(地域社会における既存の担い手から新たな担い手)を識別する水平軸である。次に示す特性に基づいて事例を分析し分類した。事例は次のとおりである。行政主導のまちづくり会社「シュタットベルケ(公益企業)」,地域おこし協力隊,再開発事業,コミュニティデザイン,自治会,エリアマネジメント,リノベーション,ローカルフェス。本年の研究会議において,第4象限である「市民・民間セクター」によって企画され,「地域社会の新たな担い手」によって実施されたリノベーションとローカルフェスについて議論された。この事項は地域社会の担い手と関連していないことから,地域社会学会はこれまでこれらの事例に注目してこなかった。しかし,これらの事例は実用的であり,現代社会における実務家と研究者の注意を引きつけている。さらに,それらは人口減少社会と都市空間に適応する活動である。したがって,今後この分野の研究に焦点を当てることが重要である。(翻訳著者抄録)