回転ディスクによる噴霧の温度条件が生成液滴径分布におよぼす影響

原田菜々子; 清水歩弥; 中曽浩一; 中曽浩一; 三野泰志; 三野泰志; 後藤邦彰; 後藤邦彰

文献

J-GLOBAL ID：202202270576331101 整理番号：22A2573580

回転ディスクによる噴霧の温度条件が生成液滴径分布におよぼす影響

Effect of Spray Temperature Conditions on Droplet Size Distribution by a Rotating Disk

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資料名：
巻： 48 号： 5 ページ： 167-174(J-STAGE) 発行年： 2022年
JST資料番号： S0110B ISSN： 0386-216X CODEN： KKRBAW 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：日本語 (JA)

噴霧乾燥における液体原料の微粒化法のひとつである回転ディスクアトマイザーは,高温の装置内に設置されている一方で,供給される液体原料は室温で保持されることが多い.本研究では,回転ディスクによる液体微粒化について,回転ディスクおよび液体原料の温度差が生成液滴径分布におよぼす影響を検討した.温度差無しで噴霧した結果,生成液滴径はピークを一つ持つ分布となり,温度差の増大で複数のピークを持つ分布となった.また,ディスク温度が液温よりも高いときに複数ピークの分布となりやすいことがわかった.ディスク上に形成される液膜を観察した結果,温度差の大きい場合に液膜厚さが局所的に変動しながら濡れ広がる状態を確認できた.温度差により液膜における密度や粘度といった物性値が局所的に異なる状態が形成され,液膜の流れが不安定となり,ディスク端部で噴霧される瞬間の流量が変動したことが液滴径分布に影響したと考えられる.(著者抄録)

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膜流,液滴,気泡,キャビテーション , その他の流体処理

引用文献 (15件)：

Friedman, S. J., F. A. Gluckwrt and W. R. Marchall; “Centrifugal Disk Atomization,” Chem. Eng. Prog., 48, 181-191 (1952)
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Hamada, K.; “Suitable Design Focusing on the Characteristics of Spray Dryer,” Innovation and Social Change, 6, 32-37 (2013)
Harada, K. and H. Suga; “Theoretical Investigation on Parameters of Centrifugal Atomization of Metal Powder,” J. Jpn. Soc. Powder Powder Metall., 37, 10-17 (1990)
Higashitani, K., H. Makino and S. Matsusaka ed.; Powder Technology Handbook, 4th ed., CRC Press (2019)

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