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J-GLOBAL ID:202202270864112650   整理番号:22A1077405

前近代の哲学的言説における動物の生命に対する畏敬の念に関する考察:2.動物の精神について:ライブニッツと動物の感覚

Consideration of the Idea of Reverence for the Lives of Animals in the Philosophical Discourse in the Pre-modern Age: 2. On animals’ souls: Leibniz and the sentience of animals
著者 (1件):
資料名:
巻: 33  ページ: 11-25 (WEB ONLY)  発行年: 2022年03月31日 
JST資料番号: U1435A  ISSN: 1346-5880  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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先の討論で展開した議論は,動物倫理における“生命への畏敬”の重要性を示唆した。前近代において,自然科学は実験活動を通して劇的に発展し,哲学者は推論,理解および人間の心を,人間性の最も洗練された本質とみなした。動物に関する考え方は洗練されておらず,動物を使った残酷なレクリエーションが一般的に行われていた。その時代,デカルトに対抗してライプニッツは,動物におけるモナドまたは精神の存在を主張した。彼は動物を,機械のような無機質な生き物とは見なさなかった。彼は,生命のエネルギーを構成する認識と精神を記述し,それらが動物を生き物として成立させていると提案した。デイヴィッド・ヒュームは動物の理性を認知した哲学者であった。彼は,19世紀の動物倫理の功利的な思想よりも早くに,動物とヒトとの関係の問題を論じた。ヒュームは彼の言説の中で,動物の感覚とそれらの理性的な本質を明確に確認した。動物の精神という考え方は広まらなかったが,それは動物の感覚という概念と結びつき,のちの時代に動物倫理の重要な側面となった。動物の生命に対する畏敬の念を抱くには,動物の感覚の認識が不可欠である。(翻訳著者抄録)
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生物科学一般 
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