文献
J-GLOBAL ID:202202272034700842   整理番号:22A1149623

炭酸ガス化合法による大形紡錘状カルサイトの合成と形態に及ぼす諸条件の影響

Synthesis of Large Spindle-Shaped Calcite by Carbonation Process and Effect of Various Conditions on Its Shape
著者 (4件):
資料名:
巻: 29  号: 418  ページ: 140-148  発行年: 2022年05月01日 
JST資料番号: F0275A  ISSN: 1345-3769  CODEN: JSIJFR  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本論文は炭酸ガス化合法による大形紡錘状カルサイトの合成について報告する.筆者らは紡錘状カルサイトの形態に及ぼす諸条件の影響について調査した.実験は反応温度,Ca(OH)2濃度,CO2ガス濃度,CO2ガス流量および超音波照射の有無を変化させて行った.反応温度を25-80°Cに変化させたところ,X線回折の結果から生成物はカルサイトであった.SEM観察の結果,50°C以上で紡錘状粒子の生成が観察され,70°Cでは紡錘状の短径が1.0μmに達した.このとき,最大粒子の長径は3.7-4.0μm,短径は1.0-1.1μmであった.また80°Cでは,カルサイト同士の衝突により小粒子が多く観察されたため,70°Cを最適温度とした.Ca(OH)2濃度,CO2ガス濃度およびCO2ガス流量に関しては,大きな影響は確認されなかった.70°Cにおける炭酸化初期に着目したところ,紡錘状粒子の形成は炭酸化開始1分間後から起こっていた.原料であるCa(OH)2粒子に超音波照射を行い炭酸化を行ったところ,未照射と比較し均一性の高い紡錘状カルサイトの生成が観察され,超音波照射は均一な紡錘状カルサイト粒子の形成に効果的であった.(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
炭素とその化合物 
引用文献 (12件):
  • Y. S. Han, G. Hadiko, M. Fuji, M. Takahashi, J. Cryst. Growth, 289, 269-274(2006).
  • J. Chen, L. Xiang, Powder Technol., 189, 64-69 (2009).
  • G. Yan, L. Wang, J. Huang, Powder Technl., 192, 58-64 (2009).
  • Y. Ding, Y. Liu, Y. Ren, H. Yan, M. Wang, D. Wang, X. Y. Lu, B. Wang, T. Fan, H. Guo, Powder Technol., 333, 410-420 (2018).
  • M. Kogo, T. Umegaki, Y. Kojima, J. Cryst. Growth, 517, 35-38 (2019).
もっと見る
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る