文献

J-GLOBAL ID：202202273083518733   整理番号：22A0695463

セレンナノ粒子はROS仲介シグナル伝達経路によりH1N1インフルエンザウイルス誘導アポトーシスを阻害する【JST・京大機械翻訳】

Selenium nanoparticles inhibited H1N1 influenza virus-induced apoptosis by ROS-mediated signaling pathways

著者 (8件)： Liu Xia (Center Laboratory, Guangzhou Women and Children’s Medical Center, Guangzhou Medical University, No. 318 Renminzhong Road, Yuexiu District, Guangzhou, 510120, People’s Republic of China. [e-mail] [e-mail]) ,  Chen Danyang ,  Su Jingyao ,  Zheng Ruilin ,  Ning Zhihui ,  Zhao Mingqi ,  Zhu Bing ,  Li Yinghua
資料名： RSC Advances (Web)  (RSC Advances (Web))
巻： 12  号： 7  ページ： 3862-3870  発行年： 2022年 
JST資料番号： U7055A  ISSN： 2046-2069  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： インフルエンザA(H1N1)ウイルスは世界中で分布し,公衆衛生に脅威を与える。ワクチン接種はインフルエンザ感染を予防するための主要な治療戦略であるが,抗ウイルス薬は季節性およびパンデミックインフルエンザの制御に重要な役割を果たす。現在,インフルエンザウイルスが抗ウイルス耐性を発達させるので,異なる作用機序を有する新薬が研究されている。最近,抗ウイルス効果を有するセレンナノ粒子(SeNP)は,生物医学的介入においてますます注目を集めている。ナノテクノロジーの出現はナノ医療の分野で大きな注目を集めている。SeNPは様々な薬剤を作用標的に送達するための魅力的なベクタープラットフォームを構成する。SeNPは,癌,関節炎,糖尿病および腎臓病のような様々な酸化ストレスおよび炎症媒介疾患における潜在的治療有効性のために探索されている。SeNPは,H1N1によるMadin-Darbyイヌ腎臓(MDCK)細胞の感染を阻害し,クロマチン凝縮とDNA断片化を防ぐことができた。ROSはアポトーシスの生理学的過程において重要な役割を果たす。SeNPはMDCK細胞における活性酸素種(ROS)の産生を有意に阻害した。機構研究は,SeNPがGPx1のレベルを改善することによりMDCK細胞におけるH1N1ウイルス感染により誘導されたアポトーシスを阻害することを明らかにした。本結果はSeNPが有効なセレン源であり,有望なH1N1インフルエンザ抗ウイルス候補であることを示唆する。Copyright 2022 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *セレン ,  *ウイルス ,  *インフルエンザウイルス ,  ウイルス感染 ,  抗ウイルス作用 ,  抗ウイルス薬 ,  *インフルエンザ ,  感染 ,  公衆衛生 ,  予防接種 ,  ベクター ,  *アポトーシス ,  酸化ストレス ,  ナノテクノロジー
準シソーラス用語： ナノ医療 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (3件)： 免疫療法薬・血液製剤の基礎研究  (GW22010D) ,  ウイルス感染の生理と病原性  (EG04042Y) ,  感染症・寄生虫症一般  (GD01010H)

タイトルに関連する用語 (8件)： セレンナノ粒子 ,  ROS ,  仲介 ,  シグナル伝達経路 ,  インフルエンザウイルス ,  誘導 ,  アポトーシス ,  阻害