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J-GLOBAL ID:202202273670278444   整理番号:22A1088898

ジオスゲニンは実験的糖尿病ラットのiRhom2/TACE仲介シグナリングを介して大動脈におけるERストレス誘発炎症を阻害する:in vivoおよびin silicoアプローチ【JST・京大機械翻訳】

Diosgenin inhibits ER stress-induced inflammation in aorta via iRhom2/TACE mediated signaling in experimental diabetic rats: An in vivo and in silico approach
著者 (7件):
資料名:
巻: 358  ページ: Null  発行年: 2022年 
JST資料番号: H0058B  ISSN: 0009-2797  CODEN: CBINA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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高血糖,高脂血症,アテローム硬化性病変は炎症を引き起こし,ケモカイン産生と血管応答の変化をもたらす。高血糖は活性酸素種(ROS)の産生により正常な蛋白質折畳みを損傷し,種々のシグナル伝達分子と相互作用し,ERストレス応答の活性化をもたらし,炎症及び血管リモデリングに関与する多数の遺伝子の発現を調節するNF-κBを刺激する。著者らの以前の研究は,ジオスゲニンがラット大動脈におけるストレプトゾトシン(STZ)誘発酸化損傷に対して保護作用を有することを示した。しかし,小胞体(ER)ストレス誘導炎症に主として関連するiRhom2/TACEシグナル伝達に対するジオスゲニンの治療効果は不明である。ジオスゲニンをSTZ誘発雄アルビノラットに対して(40mg/kg b.wt,経口,4週間)投与した。空腹時血漿グルコース,血圧,亜硝酸塩レベル,脂質プロファイルおよびリポ蛋白質を評価した。血清インシュリンと炎症誘発性マーカーを,ELISA,mRNAを用いて分析し,iRhom2/TACEシグナル伝達分子の蛋白質発現を,RT-PCRとウェスタンブロット法を用いて分析した。in silico研究も行い,ERストレスシグナル伝達分子とジオスゲニンの可能な結合親和性を見出した。iRhom2/TACEシグナル伝達分子の調節を通して,ジオスゲニンはSTZ誘発糖尿病ラットの大動脈における脂質異常症,高血圧および炎症性サイトカイン(TNF-α,IL-1,IL-6およびIL-4)を低下させた。分子ドッキング分析の結果も,iRhom2/TACEとTNF-αとの潜在的結合相互作用を確認した。これらin silicoおよびin vivo結果は,脂質プロファイルおよび高血圧の変化がERストレスを促進することにより糖尿病と関係した炎症を生じ,結果として炎症誘発性サイトカインおよび脂質沈着を生じることにより大動脈を加速することを示した。本研究は,ジオスゲニンが炎症誘発性,iRhom2/TACE仲介機構の発現を調節することにより糖尿病ラット大動脈におけるERストレス誘導炎症を減弱し,従ってジオスゲニンは糖尿病誘発性炎症の治療に対する治療薬であると結論する。Copyright 2022 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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代謝異常・栄養性疾患一般  ,  循環系の基礎医学 
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