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J-GLOBAL ID：202202273731612920   整理番号：22A0366265

日本の農業生産力の要 水田土壌をめぐる問題とその管理の方向性

著者 (1件)： 西田瑞彦 (東北大 大学院農学研究科 複合生態フィールド教育研究セ)
資料名： 農業  (Journal of the Agricultural Society of Japan)
号： 1685  ページ： 6-22,1(1)  発行年： 2022年01月01日 
JST資料番号： L7945A  ISSN： 0288-0105  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・水田圃場の最近の利用状況および汎用化と田畑輪換の現状と問題点について解説。
・水田圃場は近年,大区画化・大規模化・汎用化が進んでおり,水田において関東以西では2年3作体系が広く実施されており,南東北でも有効性が実証。
・水田土壌の特徴は還元的,地力が高い,連作障害が起きない,水の比熱が大きいので低温時に保温・高温時に冷却効果があることであり,畑土壌の特徴は酸化的,酸性に傾きやすい,養分が流亡しやすい点。
・ダイズ作による田畑輪換が土壌養分に及ぼす影響に関する試験によれば,可給態窒素が減少すること,有機物を施用すれば減少程度は緩和されることが判明。
・ダイズ作による田畑輪換が土壌の物理性に及ぼす影響に関する試験によれば,土壌の粗孔隙率等が低下して減収することが判明。
・田畑輪換における土壌管理の重要点は酸化的な還元土壌の形成,堆肥の施用による団粒構造の形成,精密な土壌診断,適切な肥料設計,スマート農業技術による土壌の均平化。

シソーラス用語： 水田 ,  *田畑輪換 ,  土壌化学特性 ,  肥沃度 ,  ダイズ ,  植物栄養素 ,  *窒素 ,  *土壌管理 ,  *施肥 ,  団粒構造 ,  土質試験 ,  作付体系 ,  土壌有機物 ,  堆肥 ,  肥効
準シソーラス用語： スマート農業 ,  *可給態窒素 ,  土壌養分 ,  連作障害

分類 (5件)： 稲作  (FC03020C) ,  豆類  (FC03035U) ,  土壌物理  (FB04030R) ,  土壌化学  (FB04040C) ,  施肥法・肥効  (FB05030Y)

タイトルに関連する用語 (4件)： 日本 ,  農業生産力 ,  水田土壌 ,  方向性