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J-GLOBAL ID:202202274361375333   整理番号:22A1177940

腫瘍グリコシル化特性の解析と乳癌に対する免疫チェックポイント阻害剤の有効性との関係【JST・京大機械翻訳】

Analysis of Tumor Glycosylation Characteristics and Implications for Immune Checkpoint Inhibitor’s Efficacy for Breast Cancer
著者 (8件):
資料名:
巻: 13  ページ: 830158  発行年: 2022年 
JST資料番号: U7074A  ISSN: 1664-3224  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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蛋白質の共通翻訳後修飾であるグリコシル化の変化は,乳癌(BC)腫瘍形成と進行における重要事象として認められている。グリコシルトランスフェラーゼの異常な発現は,異常なグリコシル化パターンをもたらし,BC結果の診断能を提起する。本研究は,BCの予後と免疫チェックポイント阻害剤への応答を予測するためのグリコシルトランスフェラーゼに基づくシグネチャを確立することを目的とする。著者らはまず,癌ゲノムアトラス(TCGA)データベースから9つのグリコシルトランスフェラーゼ遺伝子を選別し,BC患者における予後を予測するためのグリコサインを確立した。BC患者を,この署名におけるリスクスコアの中央値カットオフ点に基づいて高リスクおよび低リスク群へ分割した。次に,単変量および多変量Cox回帰,Kaplan-Meier,および受信者動作特性(ROC)曲線の組合せ分析を用い,高リスク群が低リスク群と比較し,高リスク群が悪い結果を示すため,この糖シグネチャーがBC患者の予後に対し優れた予測性能を有することを示した。さらに,遺伝子セット濃縮分析(GSEA)と免疫浸潤分析を採用し,低リスク群より高リスク群でより免疫抑制状態があることを示した。臨床試料検証は,低リスク群で,グリコシルトランスフェラーゼ遺伝子が,低リスク群と高リスク群で異なって発現され,一方,抗腫瘍M1マクロファージのバイオマーカーは増加し,N-グリコシルトランスフェラーゼSTT3Aは,低リスク群で減少した。最終in vitroアッセイは,STT3AのサイレンシングがBC細胞の増殖と移動を抑制することを示した。まとめると,著者らのよく構成された糖署名は,高リスク群と低リスク群を区別することができ,従って,BC予後を予測し,それは相乗的に予後評価を促進し,BCに対抗するための新しい免疫療法標的を提供する。Copyright 2022 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (4件):
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腫ようの化学・生化学・病理学  ,  腫ようの診断  ,  臨床腫よう学一般  ,  消化器の腫よう 
引用文献 (48件):
  • Britt KL, Cuzick J, Phillips KA. Key Steps for Effective Breast Cancer Prevention. Nat Rev Cancer (2020) 20(8):417-36. doi: doi: 10.1038/s41568-020-0266-x
  • Siegel RL, Miller KD, Fuchs HE, Jemal A. Cancer Statistics, 2021. CA Cancer J Clin (2021) 71(1):7-33. doi: doi: 10.3322/caac.21654
  • Syn NL, Teng MWL, Mok TSK, Soo RA. De-Novo and Acquired Resistance to Immune Checkpoint Targeting. Lancet Oncol (2017) 18(12):e731-41. doi: doi: 10.1016/S1470-2045(17)30607-1
  • Gaynor N, Crown J, Collins DM. Immune Checkpoint Inhibitors: Key Trials and an Emerging Role in Breast Cancer. Semin Cancer Biol (2022) 79:44-57. doi: doi: 10.1016/j.semcancer.2020.06.016
  • Terranova-Barberio M, Pawlowska N, Dhawan M, Moasser M, Chien AJ, Melisko ME, et al. Exhausted T Cell Signature Predicts Immunotherapy Response in ER-Positive Breast Cancer. Nat Commun (2020) 11(1):3584. doi: doi: 10.1038/s41467-020-17414-y
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