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J-GLOBAL ID:202202274432474556   整理番号:22A0432210

生理学的およびトランスクリプトーム解析はイシサンゴPocillopora damicornisに対する除草剤グルホシナートおよびグリホサートの脅威を明らかにする【JST・京大機械翻訳】

Physiological and transcriptomic analyses reveal the threat of herbicides glufosinate and glyphosate to the scleractinian coral Pocillopora damicornis
著者 (4件):
資料名:
巻: 229  ページ: Null  発行年: 2022年 
JST資料番号: A0825B  ISSN: 0147-6513  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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アミノ酸代謝関連除草剤グルホシナートとグリホサートは世界中で使用され,海洋に流れ,海洋生物を脅かす。本研究では,10μmol L-1の最終濃度を有する2つの除草剤への48時間曝露の間,スクレラクチンサンゴPocillopora damicornisと共生Symbiodiniaceaeの生理活性とトランスクリプトームプロファイルを測定した。経口検体を,曝露の0,12,24および48時間後に採取し,スーパーオキシドジスムターゼ(SOD),カタラーゼ(CAT),一酸化窒素シンテターゼ(NOS)およびフェノールオキシダーゼ(PO)の活性,およびカスパーゼ-3レベルを測定し,そして,カスパーゼ-3レベル,および24時間で採取したサンプルを,トランスクリプトミクス分析に採用した。特に,共生密度は2つの除草剤に応答して有意に変化しなかったが,クロロフィル含量はグルホシナート曝露後24時間で有意に増加した。サンゴ宿主のSODとCAT活性は,グルホシネートとグリホサート曝露後12時間で有意に増加したが,シンビオント中のNOS活性は,グルホシネート曝露後48時間で有意に減少した。サンゴ宿主におけるカスパーゼ-3レベルは,2つの除草剤への曝露の24時間後に有意に減少した。トランスクリプトミクス解析では,グルホシネートはサンゴ宿主における刺激および免疫調節に対する応答に関連する遺伝子の発現を誘導し,サンゴ窒素関連代謝,共生細胞サイクルおよび栄養レベルに対する応答に関連する遺伝子の発現を抑制した。さらに,グリホサートはサンゴ石灰化と共生栄養物輸出に関与する遺伝子の発現を活性化し,サンゴ減数分裂と共生細胞情報伝達に関与する遺伝子の発現を抑制した。これらの結果から,サンゴ-Symbiodiniaceae共生は破壊されないが,短期グルホシナート及びグリホサート曝露はサンゴ宿主における代謝,石灰化及び減数分裂を含む幾つかの必須生理学的過程及び共生生物における細胞周期及び栄養輸出を改変することを示唆した。グルコシノレートおよびグリホサート除草剤曝露は,サンゴ宿主における代謝,石灰化および減数分裂,ならびに共生生物における細胞周期および栄養輸出を含むいくつかの必須生理学的プロセスを撹乱し,スクレラクチンサンゴの生存を脅かす。Copyright 2022 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
農薬  ,  動物に対する影響 

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