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J-GLOBAL ID:202202274649507039   整理番号:22A0332454

Taraxacumにおける繁殖干渉のメカニズムとしての花粉-雌しべの相互作用を評価するための集団と個体間の比較

Comparisons among populations and individuals to evaluate pollen-pistil interaction as a mechanism of reproductive interference in Taraxacum
著者 (7件):
資料名:
巻: 135  号:ページ: 29-40  発行年: 2022年01月 
JST資料番号: G0618A  ISSN: 0918-9440  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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繁殖干渉(RI)は,関与する種の少なくとも1つの適応性を低下させる種間交配相互作用であり,近縁種における排他的分布導くことができる。以前に提唱された仮説は,植物のRIは胚珠の摘出によって発生する可能性があり,雌しべは種間不適合性を欠き,異種の種の花粉を誤って受け入れ,それによって同種の花粉受精の機会を失うというものである。しかし,個体および集団内および個体間で推定されるメカニズムの一貫性を評価した比較研究はほとんどない。外来同族種のT.officinale由来の異なるレベルのRIを受けた3つの在来Taraxacum種の6集団で人工受粉実験を行い,集団間の花粉と雌しべの相互作用を比較した。また,異種特異的花粉沈着に対する応答が以前に測定された8つの個々のT.japonicum植物の相互作用も調べた。その結果,花粉管は,強いRIを受けた集団ではヘテロ特異的受粉に続いてしばしば在来の卵巣に貫入するが,辺縁RIを受けた集団ではめったに貫入しないことがわかった。しかし,花粉管貫入の相対頻度は,外来RIの強度に有意に関連しなかった。個々の植物のすべての雌しべが,ヘテロ特異的受粉後に同じ花粉受容性を示したわけではなく,むしろ,いくつかは受け入れ,いくつかは花粉管を拒否した。ヘテロ特異的受粉後の花粉管貫入と外来RIの強度との関係も,個体間で有意ではなかった。現在の結果は,一般的に胚珠の横取り仮説を支持するが,花粉媒介者サービスの競争,異種特異的花粉ドナーの効果の変化,および自然花序の状態などの他の要因も,観察されるRI強度に影響を与える可能性があることを示唆する。Copyright The Botanical Society of Japan 2021 Translated from English into Japanese by JST.
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