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J-GLOBAL ID:202202275266211368   整理番号:22A0936277

樹脂系被覆肥料の代替としてのイソブチルアルデヒド縮合尿素肥料や崩壊性被覆肥料の効果

Effects of Isobutylidene Diurea and disintegrating coated fertilizer as an alternative to resin-coated fertilizer
著者 (2件):
資料名:
号: 14  ページ: 54-60  発行年: 2022年03月 
JST資料番号: Z0181B  ISSN: 2436-4991  CODEN: ENSHDD  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2019年~2020年に‘あきだわら’の全量基肥施肥栽培において,慣行一発肥料の配合原料である樹脂系被覆肥料(以下,被覆肥料)の10~1.5割をイソブチルアルデヒド縮合尿素肥料(以下,IB肥料)に置き換え,生育収量面から適切な代替割合を明らかにするとともに,Jコートの被膜の崩壊性について検討した.2019年は収量及び収量構成要素,玄米品質はいずれの項目も試験区間に有意差はなかったが,被覆肥料の削減割合が大きいほど1穂籾数が減少する傾向にあった.また,被覆全量削減区で出穂後の葉色が薄く,1穂籾数がやや少なく,精玄米重は最も軽かった.2020年の収量及び収量構成要素,玄米品質も試験区間に有意差はみられなかったが,被覆肥料の削減割合が高い被覆6割削減区で1穂籾数が最も少なく,精玄米重は最も軽かった.これらのことから,安定した生育収量を得るためにはIB肥料への代替割合は6割を超えてはならないと考えられた.また,Jコートは窒素の溶出安定性もLPコートと同等であることから,Jコートへの代替は可能と考えられた.またLPコートと比べ水稲栽培後の被膜の崩壊性が高く,次作以降の代かき時に被膜の浮き上がりが少なくなると考えられることから,IB肥料とJコートを基肥一発肥料の配合原料とすることで,被覆肥料の被膜のうち,海洋に流出する量の減少が期待できる.(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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稲作  ,  施肥法・肥効 
引用文献 (8件):
  • 農業・生物系特定産業技術研究機構(2006):最新農業技術辞典 NAROPEDIA,農文協,308,1317.
  • 藤田利雄(1996):ポリオレフィンによる肥料被覆技術の発明と被覆尿素の工業化,日本土壌肥料学雑誌,67(3),247-248.
  • 小林新(2015):樹脂系被覆肥料による革新的な施肥技術の開発と今後の展望 6. 樹脂系被覆肥料に期待される新たな機能と施肥技術への展望,日本土壌肥料学雑誌,86(6),563-572.
  • 日本肥料アンモニア協会・全国複合肥料工業会(2019):海洋漂着プラスチックを巡る肥料業界の対応について, http://www.jaf.gr.jp/topics/20190507.html
  • 藤枝繁(2011):瀬戸内海における微小プラスチックごみ,沿岸域学会誌,24(1),57-65.
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