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J-GLOBAL ID:202202275345806889   整理番号:22A1025820

iTRAQに基づくプロテオーム解析は小児非Hodgkinリンパ腫の潜在的血清バイオマーカーを明らかにする【JST・京大機械翻訳】

iTRAQ-Based Proteomic Analysis Reveals Potential Serum Biomarkers for Pediatric Non-Hodgkin’s Lymphoma
著者 (10件):
資料名:
巻: 12  ページ: 848286  発行年: 2022年 
JST資料番号: U7089A  ISSN: 2234-943X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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非Hodgkinリンパ腫(NHL)は小児の3番目に多い悪性腫瘍である。しかし,最初のNHL診断では,ほとんどの症例は,非特異的臨床徴候と現在限られた診断法のため,進行期にある。本研究は,相対および絶対定量(iTRAQ)に基づくプロテオーム分析に対する等圧タグを用いて,小児NHLの潜在的血清バイオマーカーをスクリーニングし,検証することを目的とした。B-NHL(n=20)とT-NHL(n=20)と健常対照者(n=20)の子供からの血清蛋白質発現プロファイルを,二次元液体クロマトグラフィー-タンデム質量分析(2D LC-MS/MS)と組み合わせたiTRAQを利用して検出し,Ingenuity Pathway Analysis(IPA)を適用して分析した。候補バイオマーカーS100A8とLRG1を,酵素結合イムノソルベント検定法(ELISA)を用いてさらに検証した。ELISAデータに基づく受信者動作特性(ROC)分析を,診断有効性を評価するために使用した。全体で,534の蛋白質は2D LC-MS/MSと組み合わせたiTRAQを用いて2回同定された。更なる分析は,B-NHLとT-NHL血清で,それぞれ79と73の差次的発現蛋白質を同定し,対照血清と比較した;34の蛋白質は過剰発現し,45の蛋白質はB-NHLで発現していたが,45の蛋白質は過剰発現し,28の蛋白質はT-NHLで発現していた(p<0.05)。IPAは,小児NHLと強く関連する,急性相反応シグナリングと肝臓X受容体/レチノイドX受容体(LXR/RXR)活性化を含む,各種のシグナリング経路を示した。S100A8とLRG1は,ELISA(p<0.05)によって正常対照と比べてNHL患者で上昇して,それはiTRAQ結果と一致した。S100A8,LRG1,およびS100A8とLRG1の組合せのROC曲線下面積は,それぞれ0.873,0.898および0.970であった。本知見は,2D LC-MS/MSと組み合わせたiTRAQを用いた血清プロテオームの解析は,バイオマーカー発見のための実行可能なアプローチであることを示した。血清S100A8とLRG1は,小児NHLの有望な候補バイオマーカーであり,これらの異なる蛋白質は,新しい病因を示し,将来,NHL診断に臨床的に役立つ可能性がある。Copyright 2022 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (5件):
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腫ようの診断  ,  感染症・寄生虫症の診断  ,  呼吸器の腫よう  ,  腫ようの化学・生化学・病理学  ,  生物学的機能 
引用文献 (57件):
  • Siegel RL, Miller KD, Fuchs HE, Jemal A. Cancer Statistics, 2022. CA Cancer J Clin (2022) 72:7-33. doi: doi: 10.3322/caac.21708
  • Minard-Colin V, Brugières L, Reiter A, Cairo MS, Gross TG, Woessmann W, et al. Non-Hodgkin Lymphoma in Children and Adolescents: Progress Through Effective Collaboration, Current Knowledge, and Challenges Ahead. J Clin Oncol (2015) 33:2963-74. doi: doi: 10.1200/JCO.2014.59.5827
  • Swerdlow SH, Campo E, Pileri SA, Harris NL, Stein H, Siebert R, et al. The 2016 Revision of the World Health Organization Classification of Lymphoid Neoplasms. Blood (2016) 127(20):2375-90. doi: doi: 10.1182/blood-2016-01-643569
  • Cairo MS, Beishuizen A. Childhood, Adolescent and Young Adult Non-Hodgkin Lymphoma: Current Perspectives. Br J Haematol (2019) 185:1021-42. doi: doi: 10.1111/bjh.15764
  • Burkhardt B, Hermiston ML. Lymphoblastic Lymphoma in Children and Adolescents: Review of Current Challenges and Future Opportunities. Br J Haematol (2019) 185(6):1158-70. doi: doi: 10.1111/bjh.15793
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