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J-GLOBAL ID：202202275814695834   整理番号：22A0835657

次世代シークエンシングおよび腸内微生物叢研究に基づく糖尿病前マウスにおけるインスリン抵抗性に対する1-デオキシノジリマイシンの効果【JST・京大機械翻訳】

Effect of 1-Deoxynojirimycin on insulin resistance in prediabetic mice based on next-generation sequencing and intestinal microbiota study

著者 (9件)： Ren Xinxiu (School of Bioengineering, Dalian University of Technology, Dalian, Liaoning, 116024, China) ,  Xing Yan (School of Bioengineering, Dalian University of Technology, Dalian, Liaoning, 116024, China) ,  He Liangyu (School of Bioengineering, Dalian University of Technology, Dalian, Liaoning, 116024, China) ,  Xiu Zhilong (School of Bioengineering, Dalian University of Technology, Dalian, Liaoning, 116024, China) ,  Yang Ling (Xinjiang Production and Construction Corps Key Laboratory of Protection and Utilization of Biological Resources in Tarim Basin, Tarim University, Alar, Xinjiang, 843300, China) ,  Yang Ling (Instrumental Analysis Center, Tarim University, Alar, Xinjiang, 843300, China) ,  Han Aizhi (Instrumental Analysis Center, Tarim University, Alar, Xinjiang, 843300, China) ,  Jia Qinhua (Instrumental Analysis Center, Tarim University, Alar, Xinjiang, 843300, China) ,  Dong Yuesheng (School of Bioengineering, Dalian University of Technology, Dalian, Liaoning, 116024, China)
資料名： Journal of Ethnopharmacology  (Journal of Ethnopharmacology)
巻： 289  ページ： Null  発行年： 2022年 
JST資料番号： T0042A  ISSN： 0378-8741  CODEN： JETHDA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Morus alba L.の主要なアルカロイドである1-デオキシノジリマイシン(DNJ)は,2020年に中国に打ち上げられた「Mulberry twig Alkaloid錠剤」の主要な有効成分である。インスリン抵抗性を特徴とする前糖尿病は,ライフスタイル介入およびグルコース低下薬を介して2型糖尿病(T2DM)を逆転させるための重要な期間と考えられている。α-グルコシダーゼ阻害剤としての優れた活性に加えて,DNJはT2DMマウスモデルにおけるインスリン感受性も改善するが,その機序はまだ不明である。さらに,前糖尿病に対するDNJの薬学的効果も,証明されていない。本研究の目的は,高脂肪およびストレプトゾトシン(STZ)誘発前糖尿病マウスに対するDNJの薬剤効果を検討し,DNJにより改善したインシュリン抵抗性の機構を解明することであった。経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)とインシュリン耐性試験(ITT)を行い,マウスの血糖レベルとインスリン感受性を検出した。マウスの血漿中の循環リポ多糖類(LPS),インターロイキン-6(IL-6),腫瘍壊死因子-α(TNF-α)のレベルを,それぞれ,limulus試薬と酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)で測定した。次世代シークエンシング(NGS)と腸微生物叢配列決定を用いて,肝臓組織のトランスクリプトームの変化をスクリーニングし,腸内フローラ組成の違いを評価した。サイトカインシグナル伝達経路阻害剤3(SOCS3),インシュリン受容体基質(IRS1),p-IRS1(Tyr896),オクルディン,およびToll様受容体4(TLR4)/NF-κBシグナル伝達経路の発現を,ウェスタンブロット法によって確認した。本研究は,DNJが糖尿病前マウスの血糖値を低下させ,インスリン感受性を改善することを明らかにした。DNJは,前糖尿病マウスにおけるT2DMの相対的リスクを約83.7%減少させた。機構的に,DNJ処理は血漿中のLPS,IL-6およびTNF-αの循環レベルを抑制し,肝臓および結腸組織の炎症浸潤を減少させた。DNJ処理はAkkermansia,BifidobacteriumおよびLactobacillusの豊度を増加させ,EnterococcaceaeおよびLachnospiraceaeの豊度を減少させた。さらに,DNJはSOCS3の発現およびTLR4/NF-κBシグナル伝達経路の活性を抑制し,一方,オクルディンの発現およびp-IRS1(Tyr896)/IRS1の比率を改善した。DNJは糖尿病前マウスのグルコースと脂質代謝を効果的に改善し,前糖尿病からT2DMへの進行の相対的リスクを減少させた。抑制された免疫応答は,DNJ治療によるインシュリン抵抗性の改善に必須の役割を果たす。結論として,Morus alba L.からのDNJはT2DM予防の有望な代替剤である。Copyright 2022 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： リスク ,  血漿 ,  炎症 ,  *糖尿病 ,  *マウス ,  脂質代謝 ,  膜タンパク質 ,  乳酸桿菌属 ,  *ミクロフローラ ,  インターロイキン ,  2型糖尿病 ,  TNFα ,  ウェスタンブロット法 ,  *インスリン抵抗性 ,  ヘキソース ,  アルドース
準シソーラス用語： オクルディン , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 前糖尿病 ,  インスリン抵抗性 ,  DNJ ,  LPS ,  腸内微生物相

分類 (1件)： 代謝異常・栄養性疾患一般  (GD05010J)

物質索引 (1件)： グルコース

タイトルに関連する用語 (7件)： 次世代シークエンシング ,  腸内微生物 ,  研究 ,  糖尿病 ,  マウス ,  インスリン抵抗性 ,  デオキシノジリマイシン