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J-GLOBAL ID:202202276193275580   整理番号:22A0286110

低温におけるアセトアルデヒド分子の放射線誘起変換:マトリックス分離研究【JST・京大機械翻訳】

Radiation-induced transformations of acetaldehyde molecules at cryogenic temperatures: a matrix isolation study
著者 (3件):
資料名:
巻: 24  号:ページ: 419-432  発行年: 2022年 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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アセトアルデヒドは,イオン化およびUV照射の作用下で起こるアストロケミカルおよび大気プロセスに関与する重要な小さな有機分子の1つである。アセトアルデヒドのUV光化学はよく研究されているが,高エネルギー放射で誘起された過程の機構についてはほとんど知られていない。本論文は,5Kでの種々の固体希ガス(Ne,Ar,Kr,およびXe)中でのマトリックス分離の条件下でのX線照射から生じるCH_3CHO分子の化学変換に関する最初の系統的研究を報告する。主な放射線分解生成物として,CO,CH_4,H_2CCO-H_2,C_2H_2H_2O,CH_2CHOH,CH_3CO_2,CH_3,HCCO,およびCCOを同定した。アセトアルデヒド分解の支配的な経路は,一酸化炭素とメタンの生成に導くC-C結合開裂を含む。第二の重要なチャンネルは,潜在的に高い反応性種であるケテンの生成をもたらす脱水素である。マトリックスは,反応チャネルの分解効率と分布の両方に著しい影響を与えることが分かった。これらの観察に基づき,メチルラジカルおよびビニルアルコールおよびC_2H_2H_2O錯体の生成が,おそらくイオン経路の顕著な寄与を含むことが示唆された。CH_3・-COラジカル-分子対をもたらす可視光による光分解下でのアセチルラジカルの分解を全てのマトリックスで観察し,一方,5Kでの暗所でのCH_3CO_2の回収率はXeでのみ見いだされた。この知見は,マトリックス依存性化学動力学(恐らくトンネリングを含む)の顕著な例を示し,それは更なる理論的研究に値する。アセトアルデヒド放射線分解の可能な機構と,宇宙化学,大気化学,低温化学へのそれらの含意を論じた。Copyright 2022 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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光化学反応  ,  分子化合物 

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