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J-GLOBAL ID：202202276253303854   整理番号：22A0883281

凍結融解がのり面表層の安定性に及ぼす影響に関する基礎的研究

A basic study on the effect of freezing and thawing on the stability of slope surface

著者 (3件)： 三浦直己 (北見工大 大学院) ,  中村大 (北見工大 工) ,  川尻峻三 (北見工大 工)
資料名： 地盤工学会北海道支部技術報告集(CD-ROM)
号： 62  ページ： 247-254  発行年： 2022年01月 
JST資料番号： L0301B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・融雪期に発生した道路法面の表層崩壊事例を対象として,現地調査を行い崩壊に至った原因を検討。
・2020年の融雪後の4月に北海道北見市において発生した表層をすべり面とした道路法面の崩壊が対象。
・気象状況の調査,土試料を採取して粒度試験,土粒子密度試験,含水比,定圧一面せん断試験,簡易動的コーン貫入試験,凍上試験を実施。
・浸透流のない無限長斜面の安定解析を実施。
・結果1)道路法面の表層崩壊の主な原因は,融雪期に融雪水が法面表層に浸透し,一時的に飽和化して生じた強度低下であることが判明。
・2)凍結融解履歴を受けることで法面表層の安全率が低下することが確認でき,表層地盤の粘着力の低下が影響を与えていることが判明。

シソーラス用語： 積雪寒冷地 ,  北海道 ,  斜面 ,  *幹線道路 ,  表層 ,  *斜面崩壊 ,  *凍結融解 ,  融雪
準シソーラス用語： 道路斜面 ,  *表層崩壊

分類 (2件)： 斜面安定,掘削変形  (RA03070L) ,  雪氷工学,寒中工事  (RC03000S)

引用文献 (7件)：

• 社団法人 地盤工学会北海道支部 地盤の凍上対策に関する研究委員会: 寒冷地地盤工学-凍上被害とその対策-, 中西出版, 2009.
• 公益社団法人 日本道路協会: 道路土工 切土工・斜面安定工指針 (平成21年度版), 2009.
• 気象庁: ′′過去の気象データ検索′′, 気象庁ホームページ, http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php (参照: 2018年9月8日).
• 小山内信智, 内田太郎, 曽我部匡敏, 寺田秀樹, 近藤浩一: 簡易貫入試験を用いた崩壊の恐れのある層厚推定に関する研究, 国土技術政策総合研究所資料, 第261号, 2005.
• 地盤工学会: 地盤材料試験の方法と解説JGS 0561-2009 土の圧密定圧一面せん断試験方法, pp.675-676, 2009.

タイトルに関連する用語 (5件)： 凍結融解 ,  のり面 ,  表層 ,  安定性 ,  基礎的研究