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J-GLOBAL ID:202202276558225639   整理番号:22A0679233

サハラ以南のアフリカの狩猟採集民の古代DNAと深い集団構造

Ancient DNA and deep population structure in sub-Saharan African foragers
著者 (58件):
資料名:
巻: 603  号: 7900  ページ: 290-296  発行年: 2022年03月10日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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一連の遺伝学的および考古学的な証拠から,サハラ以南のアフリカでは後期更新世末期および前期完新世に大規模な人口動態の変化があったことが示唆されている。この年代に関しては,過去5000年間の人口動態の変動によってそれ以前の古代集団の構造が分かりにくくなっているため,推論が容易ではない。今回我々は,アフリカの東部および中南部に由来する,年代が過去約1万8000年にわたる古代人6個体について,ゲノム規模の古代DNAデータを提示し(これにより,サハラ以南のアフリカの古代DNAの時間的深度が2倍になった),以前報告された古代人15個体のデータの質を高めるとともに,これらのデータを以前報告されたまた別の古代人13個体のものと共に解析した。今回の研究対象地域の古代人の祖先は,高度に分岐した3つの起源集団の地理的に構造化された混合としてモデル化できる。これはおそらく,更新世の8万~2万年前ごろの相互作用を反映していると考えられ,これらの起源集団には,深く分岐したアフリカの東部系統と南部系統,そして,アフリカ中部の雨林の現代の狩猟採集民に最も高い割合で見られる,これまで正しく評価されてこなかった遍在的に分布する系統が含まれる。この構造は,いったん確立されると非常に安定となり,長距離の遺伝子流動は限定的であった。以上の結果は,考古学的分析から浮かび上がったもののいまだ議論が続いている仮説を支持する新たな遺伝学的証拠をもたらし,これは,更新世末に地域化が強まっていたことを示唆している。Copyright Nature Japan KK 2022
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分類 (3件):
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人類学  ,  遺伝子の構造と化学  ,  集団遺伝学 
タイトルに関連する用語 (5件):
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