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J-GLOBAL ID:202202277015386429   整理番号:22A0754682

京都府内の海底土中の137Cs放射能濃度に粒子径分布が与える影響について

Effects of Particle Size Distribution on 137Cs Concentration in Marine Sediments in Kyoto Prefecture
著者 (2件):
資料名:
号: 66  ページ: 13-15  発行年: 2022年03月 
JST資料番号: Z0977A  ISSN: 1341-4232  CODEN: KEKNDS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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海底土中の137Cs放射能濃度は,海底土の性状により異なる傾向があり,泥質の場合に高く,砂質の場合に低くなることが報告されている。また,海底土中の137Cs放射能濃度と粒子径との間に相関性が見られること,放射性Csが細粒分粒子に選択的に結合することが報告されている。京都府内の海域において,2020年2月に採取した海底土中から3.3Bq/kg乾土の137Cs放射能濃度が検出された。これは,過去10年間の変動幅である1.1-1.8Bq/kg乾土を超過する事例となった。本報では,同一地点で2019年8月に採取した試料を比較対照とし,粒子径分布等を比較することにより,高濃度となった要因について検討した。2020年2月に採取した試料には,細粒分粒子,特に粘土分粒子が多く含まれており,このことが高濃度の要因と考えられた。さらに,細粒分粒子の増加した原因として,波や風の影響を受け,海底付近において細粒分粒子を含む懸濁質が移動し,偏在が生じたことが一因と推定された。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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海洋汚濁  ,  その他の汚染原因物質  ,  環境の汚染及び防止 
引用文献 (9件):
  • 近藤博文,吉田ひとみ,藤江康弘.2020.京都府における土壌及び海底堆積物中のプルトニウムについて.京都府保健環境研究所年報,65,17-20.
  • 吉田ひとみ,近藤博文,藤江康弘.2020.京都府内環境試料中のストロンチウム-90濃度の経年変化について.京都府保健環境研究所年報,65,27-30.
  • 田上恵子,内田滋夫.2013.我が国の沿岸域における放射性核種の堆積物-海水分配係数.分析化学,62(6),527-533.
  • 内山雄介.2017.マルチクラス懸濁質輸送モデルを用いた福島沿岸域における河川由来懸濁質および懸濁体放射性核種の海洋分散について.沿岸海洋研究,54(2),159-172.
  • 工藤なつみ,及川真司,日下部正志.2020.日本沿岸域における海底土の137Cs放射能濃度と化学的及び物理的要素との相関分析.分析化学,69(10),599-606.
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