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J-GLOBAL ID：202202277207882912   整理番号：22A1007751

V添加高炭素低合金鋼の加工オーステナイトの再結晶抑制機構解明

Characterization of retardation mechanisms of recrystallization of work-hardened austenite in V-added low alloy high carbon steel

著者 (4件)： 小林由起子 (日本製鉄) ,  久保田学 (日本製鉄) ,  高橋淳 (日本製鉄) ,  川上和人 (日鉄テクノロジー)
資料名： 材料とプロセス(CD-ROM)  (Current Advances in Materials and Processes (CD-ROM))
巻： 35  号： 1  ページ： ROMBUNNO.191  発行年： 2022年03月01日 
JST資料番号： X0994B  ISSN： 1882-8922  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・前報提案の未再結晶粒内生成V炭窒化析出物が再結晶界面接触時に成長し界面ピン止めに寄与するモデル検証を目的とし,γ相未再結晶粒内と再結晶粒内のV存在状態を調査。
・0.56C-1.5Si-0.7Mn-0.1V(mass%)鋼をγ領域加熱,圧縮加工,急冷し,針形状試料を作製してFIM観察と3DAP試験。
・再結晶界面のV偏析量は少なく,Solute drag効果は界面移動の主要因ではなく,V炭窒化物粒子によるピン止め効果が主要因と推定。
・再結晶初期には界面移動に遅れはなく,未再結晶粒内生成V炭窒化物成長と共にピン止め力が徐々に弱まり,界面接触したV炭窒化物の成長により界面移動を抑制と推定。

シソーラス用語： *再結晶 ,  *低合金鋼 ,  バナジウム含有合金 ,  オーステナイト ,  *ピン止め ,  効果 ,  集束イオンビーム ,  電界イオン顕微鏡 ,  原子プローブFIM ,  析出物 ,  粒界偏析 ,  炭化物 ,  窒化物 ,  作用 ,  抑制 ,  バナジウム化合物 ,  中炭素鋼
準シソーラス用語： 3DAP【元素分析】 ,  バナジウム炭窒化物 ,  ピン止め効果 ,  抑制効果

分類 (1件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N)

引用文献 (5件)：

• M. Kubota, Y. Kobayashi, K. Ushioda,J. Takahashi: Mater. Trans.,58(2017),186.
• Y. Kobayashi, M. Kubota, J. Takahashi, N. Kubota: CAMP-ISIJ, 30(2017), 393, CD-ROM.
• M. Kubota, K. Ushioda, G. Miyamoto, T. Furuhara: Scripta Mater., 112(2016), 92.
• J. Takahashi, K. Kawakami, Y. Kobayashi: Mater. Sci. Eng. A, 535(2012), 144.
• T. Nishizawa, I. Ohnuma, K. Ishida: Mater, Trans. JIM, 38(1997), 950.

タイトルに関連する用語 (4件)： 炭素 ,  低合金鋼 ,  オーステナイト ,  再結晶