文献
J-GLOBAL ID:202202277361537647   整理番号:22A0940697

評価規約の規定要因-米山学説(7)-

著者 (1件):
資料名:
巻: 64  号:ページ: 1-18  発行年: 2022年02月25日 
JST資料番号: G0389A  ISSN: 0544-571X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
最後に,第3の課題である「事業資産」・「金融資産」分類と配分・評価分類との関係に関する問題を取上げることにしよう。斎藤学説では,事業資産・金融資産分類と配分・評価分類とが同格的に位置づけられたので,所属する勘定項目にズレが生じてしまったのであった。したがって,そのズレを解消しようとすれば,どちらかの分類を規準にして,他方の分類を再構成することにならざるを得ないであろう。米山学説の場合には,配分・評価分類を規準にして,事業資産・金融資産分類を再構成するという道筋を辿ったのであり,その結果として,「事業資産」・「金融資産」という分類が形成されたのであった。この点に,米山学説の特質が認められると言っても過言ではないであろう。しかしながら,そうした経緯のために,次のような問題点が,指摘されなければならない。すなわち,1)両分類の調整にさいし,配分・評価分類を規準にしたことに合理性があるのか,2)配分・評価分類に一方的に引きずられて再構成されたとしたら,「事業資産」・「金融資産」分類が理論的に成立するのか,そして3)事業資産・金融資産分類と配分・評価分類とに実質的結び付きが形成されたのか,といった疑問が湧出するのである。本稿では,この3点を検討することにしよう。最後に,斎藤学説との関係を視野に入れて,米山学説の総括をしておこう。(著者抄録)
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る