文献

J-GLOBAL ID：202202277719988509   整理番号：22A0774469

低温靭性に及ぼす二相ステンレス鋼の熱機械的制御プロセスの影響【JST・京大機械翻訳】

Influence of Thermo-mechanical Control Process for Duplex Stainless Steel on Low-Temperature Toughness

著者 (2件)： Sasaki Shunsuke (Tubular Products & Casting Research Department, Steel Research Laboratory, JFE Steel Corporation, Handa, Aichi, Japan) ,  Katsumura Tatsuro (Tubular Products & Casting Research Department, Steel Research Laboratory, JFE Steel Corporation, Handa, Aichi, Japan)
資料名： Metallurgical and Materials Transactions. A. Physical Metallurgy and Materials Science  (Metallurgical and Materials Transactions. A. Physical Metallurgy and Materials Science)
巻： 53  号： 3  ページ： 1132-1144  発行年： 2022年 
JST資料番号： E0265B  ISSN： 1073-5623  CODEN： MTTABN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 熱機械的制御プロセスで作製した2205二相ステンレス鋼の低温靭性のミクロ組織依存性を,-147~-60°Cの温度範囲で調べた。靭性に及ぼす熱機械的制御プロセスの影響を比較するために,異なる熱処理履歴を用いて,2つの異なる微細構造を有する試験片を調製した。熱処理プロセスを高温加熱により行い,粒成長を誘導した。従来のプロセスおよび熱機械的制御プロセスを,1300°Cの加熱温度から1000°Cの熱間加工温度まで,0.1および30.0°C/sの異なる冷却速度で適用した。熱処理と従来のプロセスでは粗いミクロ組織が観察されたが,熱機械的制御プロセスで得られたミクロ組織は単一μmサイズの微細なオーステナイト粒から成っていた。熱-機械的制御プロセスは,延性-脆性遷移温度で,より高い低温靭性と26°Cから33°Cの減少をもたらした。フラクトグラフィと計装シャルピー試験結果の間の関係の調査に基づいて,熱機械的制御プロセスで製造した微細なオーステナイト結晶粒は,亀裂開始を防ぐ機能を有すると結論付けられた。Copyright The Minerals, Metals & Materials Society and ASM International 2022 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 延性 ,  結晶成長 ,  熱処理 ,  金属組織 ,  *靱性 ,  オーステナイト ,  温度依存性 ,  熱間加工 ,  結晶粒 ,  冷却速度 ,  加熱温度 ,  亀裂発生 ,  *二相ステンレス鋼 ,  シャルピー試験
準シソーラス用語： 温度範囲 ,  脆性遷移温度 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (3件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  熱処理技術  (WC03020T) ,  機械的性質  (WB02030U)

タイトルに関連する用語 (3件)： 低温靭性 ,  二相ステンレス鋼 ,  プロセス