抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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公共用水域の効果的な水質改善対策のためには精度の高い汚濁負荷量解析が必要である。本研究では,負荷量をより詳細に把握するため,県内全域を1km
2に区切った3次標準地域メッシュに各種汚濁負荷発生源データを配分し,現況及び将来の流域別汚濁負荷量と水質の推計を試みた。各流域の現況BODを計算した結果,環境基準達成率の直近5年(2015年~2019年)の実測平均値80%に対し,2018年計算値も80%と概ね良好な再現ができたため,この推計方法を用いて将来推計を行った。将来推計の結果,いずれの地点においても水質は改善傾向にあり,環境基準達成率は2025年には87.5%になると推定された。また,水質改善には汚水処理設備の整備・普及を確実に進めることが重要であると示唆された。(著者抄録)