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J-GLOBAL ID:202202277996350423   整理番号:22A0684802

チオレドキシンレダクターゼ1阻害剤シコニンはSecTRAPs生成および酸素共役レドックスサイクリングを介して細胞ネクロトーシスを促進する【JST・京大機械翻訳】

Thioredoxin reductase 1 inhibitor shikonin promotes cell necroptosis via SecTRAPs generation and oxygen-coupled redox cycling
著者 (8件):
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巻: 180  ページ: 52-62  発行年: 2022年 
JST資料番号: D0414C  ISSN: 0891-5849  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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強力な抗腫瘍活性を有する天然に存在するナフトキノンであるシコニンは,セレノ酵素チオレドキシンレダクターゼ1(TrxR1;TXNRD1)を標的化することにより癌細胞死を誘導することが報告されている。しかしながら,シコニンとTrxR1の間の相互作用は不明であり,シコニン誘導細胞死における細胞抗酸化系の役割は不明瞭である。ここでは,シコニンがTrxR1のSec498残基を修飾し,その抗酸化活性を完全に阻害したが,シコニン修飾TrxR1は内因性NADPHオキシダーゼ活性を維持し,スーパーオキシドアニオン産生を促進することを見出した。さらに,TrxR1はセレノシステイン依存性及びセレノシステイン非依存性様式でシコニンを効率的に還元し,シコニンの酸素共役酸化還元サイクルも過剰なスーパーオキシドアニオンを生成した。TrxR1に対するシコニンの阻害効果とレドックスサイクリングは,癌細胞ROS依存性壊死症を引き起こした。興味深いことに,著者らが評価したように,いくつかの癌細胞系がシコニン,特にケルチ様ECH関連蛋白質1(KEAP1)-変異体非小細胞肺癌(NSCLC)細胞に対して非感受性であり,それは核因子-赤血球2関連因子2(NRF2)の構成的活性化を有する。グルコース飢餓またはグルコース制限(BAY-876による阻害性グルコース輸送体1)によるNADPHバンクは,シコニンに対するKEAP1変異体NSCLC細胞の耐性を効率的に克服できた。グルコース-6-リン酸デヒドロゲナーゼ(G6PD)はペントースリン酸経路における律速酵素として知られているが,6-アミノニコチンアミド(6-AN)によるG6PDの薬理学的阻害はシコニン誘導細胞毒性を増強したが,KEAP1-変異体NSCLC細胞では選択性を示さなかった。本研究は,潜在的化学療法に対するシコニンの適用,およびKEAP1変異NSCLCの併用療法に有用である。Copyright 2022 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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酵素一般 

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