抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・JRR-3は,東北地方太平洋沖地震の影響により,10年以上の原子炉の停止状態が続いていたが,令和3年2月に新規制基準への適合性確認が完了し,運転を再開。
・新規制基準は福島第一原発事故の教訓を踏まえて策定された設置許可基準であり,自然現象に対する防護対策も新たに要求され,設計基準事故を超える事故の発生防止や影響緩和等の対策も追加。
・制御棒挿入と重水ダンプの停止機能が喪失した場合の対策として,原子炉プールにほう酸を投入することにより原子炉を停止することとし,これらに必要な資材を整備。
・シミュレータの訓練においては,JRR-3の特性を模擬し原子炉の起動から停止まで操作可能なシステムを作成。
・今後,核医学検査薬(SPECT検査)として需要があるMo-99の照射試験を実施し,照射方法の確立や国内安定供給体制に向けた実行可能性についても検討予定。