文献

J-GLOBAL ID：202202278924765422   整理番号：22A1082193

カーボンナノチューブの微小管にヒントを得た官能化:生体模倣キャリア設計【JST・京大機械翻訳】

Microtubule-inspired functionalization of carbon nanotubes: a biomimetic carrier design

著者 (2件)： de Almeida Barcelos Karina (School of Pharmacy, Memorial University of Newfoundland, 300 Prince Philip Drive, A1B 3V6, St. John’s, Newfoundland, Canada. [e-mail]) ,  Alisaraie Laleh
資料名： Molecular Systems Design & Engineering  (Molecular Systems Design & Engineering)
巻： 7  号： 4  ページ： 330-349  発行年： 2022年 
JST資料番号： W2468A  ISSN： 2058-9689  CODEN： MSDEBG  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： バイオアベイラビリティを高め,それらの生物毒性を軽減するために,バイオインスパイアード,非共有カーボンナノチューブ(CNT)官能化戦略を提案した。官能化のために,細胞骨格生体高分子,微小管(MT)からの両親媒性ペプチドを選択した。ペプチドはMTのα-及びβ-チューブリンサブユニット間の必須の横方向相互作用を維持することによりMT重合に関与する。また,それらはいくつかのMT標的抗有糸分裂の宿主のためのMT結合部位の形成にも関与している。in silico法を利用して,この研究は,ペプチドがCNTの拡散性と水溶性に影響することを示した。β-チューブリンからのペプチドにより形成された流体力学的遮蔽は,α-チューブリンペプチドよりもCNT上でより広くなった;しかし,後者はβ-チューブリンからのものより広い疎水性CNT被覆を生成した。特に,H1-B2,H10,H1-B2,およびM-ループから成るペプチドは,CNTsの水溶性と分散性を高めるのに役立っている構造的特徴を示した。薬物担体としてのペプチド官能化CNTの性能を,17種の抗有糸分裂を研究することによって調べた。CNT-ペプチド構造組成を,ホスホプシンA,ラリマリド,エポチロンA,エポチロンD,デコデルモリド,エリブリン,およびドセタキセルのための適切なキャリアとして同定した。ペプチドは抗有糸分裂とCNTへの親和性を示す二重の役割を果たした。特に,β-チューブリンのH1-B2とH2-B3ループからのペプチドは例外的な結合特性を示した。α-チューブリンM-ループおよびH2-B3,またはβ-チューブリンH1-B2を含む野生型ペプチドに対する特異的変異を,それらの疎水性を精密化し,不都合なペプチド間静電相互作用またはある領域での空間障害を除去し,それらの立体配座安定性および管表面への曝露を増強するために提案した。両チューブリンサブユニットからの選択両親媒性ペプチドの組み合わせは,不溶性疎水性カーゴを運ぶためのCNTバイオアベイラビリティと効率を改善することを示唆した。Copyright 2022 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 被覆 ,  重合 ,  静電相互作用 ,  疎水性 ,  ペプチド ,  有糸分裂 ,  *微小管 ,  結合部位 ,  チューブリン ,  バイオアベイラビリティ ,  *官能化 ,  細胞骨格 ,  野生型 ,  *カーボンナノチューブ ,  芳香族カルボン酸 ,  カルバミド酸エステル ,  酸素複素環化合物 ,  架橋化合物 ,  四環ジテルペン ,  カルボン酸エステル ,  ヒドロキシ酸 ,  ヒドロキシケトン ,  ポリオール

分類 (2件)： 生物学的機能  (EB03040U) ,  細胞構成体一般  (EF03010Z)

物質索引 (1件)： ドセタキセル

タイトルに関連する用語 (7件)： カーボンナノチューブ ,  微小管 ,  ヒント ,  官能化 ,  生体模倣 ,  キャリア ,  設計