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J-GLOBAL ID:202202279125988855   整理番号:22A0884109

食品中着色料検査におけるTLC分析の検出限界と分離条件の検討

Investigation of the Detection Limit and Isolation Conditions of Coal Tar Dyes in Foods Using TLC
著者 (5件):
資料名:
号: 72  ページ: 191-197  発行年: 2022年03月 
JST資料番号: G0682A  ISSN: 1348-9046  CODEN: TKAKC7  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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食品中の着色料は,主にTLCを用いた定性検査が行われているが,各個人や色素の種類,使用するTLC固定相により検出できる濃度は異なる.今回,12種類の酸性タール色素及び指定外色素5種類についてTLC分析における検出限界を調べるため目視評価による検討を行った.各色素の0.1-50μg/mL水溶液を調製し,それぞれについて連続した4濃度を選び,RP-18及びシリカゲルアルミプレートを用いて展開した.肉眼でスポットを確認できた最小濃度を各個人の検出限界値とし,検査員35人で確認を行った結果,固定相の種類,色素の種類,検査員による差で検出限界値は10倍以上の開きがあることが示された.また,既知のシリカゲルプレートの展開条件では,食用赤色2号と食用黄色4号,食用赤色102号と食用緑色3号の分離が十分ではなく,複数の着色料が使用されている食品の検査では判定が困難となる.これらの4種類の色素を分離するTLC条件を検討し,1-ブタノール・エタノール・3%酢酸(7:2:4)などの条件で,良好な分離を得られた.同時に,指定外添加物であるポンソー6Rについても分離可能な条件を検討し,シリカゲルプレートにおいて,酢酸エチル・アセトニトリル・メタノール・28%アンモニア(4:2:1:2)で良好な分離が得られた.(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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食品添加剤  ,  分析化学一般 
引用文献 (3件):
  • 社団法人日本食品衛生協会:第2版食品中の食品添加物分析法2000,113-131,壮光舎印刷,東京.
  • 公益社団法人日本薬学会編:衛生試験法・注解 2020,403-413, 2020, 金原出版,東京.
  • 清宮康子,山口玲子:千葉市環境保健研究所年報,21, 70-72, 201
タイトルに関連する用語 (5件):
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