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J-GLOBAL ID:202202279571690395   整理番号:22A0749915

SMAD4の損失は膵臓癌における腫瘍免疫原性不良とPD-L1発現低下と関連する【JST・京大機械翻訳】

Loss of SMAD4 Is Associated With Poor Tumor Immunogenicity and Reduced PD-L1 Expression in Pancreatic Cancer
著者 (11件):
資料名:
巻: 12  ページ: 806963  発行年: 2022年 
JST資料番号: U7089A  ISSN: 2234-943X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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形質転換成長因子β(TGFβ)は膵管腺癌(PDAC)における免疫回避の重要なメディエーターであり,選択免疫療法レジメンにおけるTGFβ阻害剤の添加は早期の有望性を示す。TGFβ標的SMAD4は,PDAC腫瘍の約55%で欠失するが,腫瘍免疫に与えるSMAD4消失の影響は,未だ完全には検討されていない。ゲノムデータベースとPDAC標本の組み合わせを用いて,SMAD4の欠損を伴う腫瘍は比較的不良なT細胞浸潤を有することを見出した。SMAD4欠損はT細胞動員において既知の役割を持ついくつかのケモカインの減少とも関連しており,これはPDAC細胞株におけるSMAD4のノックダウンを用いて再現された。従って,JURKAT T細胞は,SMAD4のノックダウンによりPDAC細胞から馴化培地に不十分に誘引され,IFNγを産生する能力を失った。しかし,外因性TGFβはSMAD4無傷細胞株におけるPD-L1発現を中程度に低下させたが,SMAD4とPD-L1はヒトPDAC試料において正相関した。PD-L1状態は腫瘍浸潤リンパ球,特にIFNγ産生T細胞に密接に関連し,SMAD4発現腫瘍においてより豊富であった。低濃度のIFNγはin vitroで腫瘍細胞でPD-L1をアップレギュレートし,高濃度のTGFβを投与した。従って,SMAD4は腫瘍細胞においてPD-L1に中程度の阻害効果を有するが,SMAD4はT細胞浸潤とIFNγ生合成を増強することにより膵臓腫瘍微小環境におけるPD-L1発現を間接的に促進する。これらのデータは,SMAD4の喪失を伴う膵臓癌が,低免疫原性疾患サブタイプを表し,SMAD4状態が癌免疫療法のための予測バイオマーカーとしてさらなる探索を正当化することを示唆する。Copyright 2022 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
腫ようの化学・生化学・病理学  ,  消化器の腫よう 
引用文献 (52件):
  • Hodi FS, O'Day SJ, McDermott DF, Weber RW, Sosman JA, Haanen JB, et al. Improved Survival With Ipilimumab in Patients With Metastatic Melanoma. N Engl J Med (2010) 363:711-23. doi: doi: 10.1056/NEJMoa1003466
  • Robert C, Thomas L, Bondarenko I, O'Day S, Weber J, Garbe C, et al. Ipilimumab Plus Dacarbazine for Previously Untreated Metastatic Melanoma. N Engl J Med (2011) 364:2517-26. doi: doi: 10.1056/NEJMoa1104621
  • Borghaei H, Paz-Ares L, Horn L, Spigel DR, Steins M, Ready NE, et al. Nivolumab Versus Docetaxel in Advanced Nonsquamous Non-Small-Cell Lung Cancer. N Engl J Med (2015) 373:1627-39. doi: doi: 10.1056/NEJMoa1507643
  • Garon EB, Rizvi NA, Hui R, Leighl N, Balmanoukian AS, Eder JP, et al. Pembrolizumab for the Treatment of Non-Small-Cell Lung Cancer. N Engl J Med (2015) 372:2018-28. doi: doi: 10.1056/NEJMoa1501824
  • Larkin J, Chiarion-Sileni V, Gonzalez R, Grob JJ, Cowey CL, Lao CD, et al. Combined Nivolumab and Ipilimumab or Monotherapy in Untreated Melanoma. N Engl J Med (2015) 373:23-34. doi: doi: 10.1056/NEJMoa1504030
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