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J-GLOBAL ID：202202279929878514   整理番号：22A0881120

文化財の修復と保存(その4)文化財の加害生物種特定に向けた新たな試み

著者 (1件)： 佐藤嘉則 (国立文化財機構 東京文化財研 保存科学研究セ)
資料名： 木材保存  (Wood Protection)
巻： 48  号： 2  ページ： 58-63  発行年： 2022年03月25日 
JST資料番号： G0869A  ISSN： 0287-9255  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・文化財IPM(総合的有害生物管理)の根幹である害虫モニタリング調査に焦点を当てて,特に文化財害虫の生物学的な検出方法の検討に関する最近の取り組みを紹介。
・DNAを識別子とした分子学的手法であるDNAバーコーティングとPCRによる特異的検出法を使って文化財害虫の特定を試みた研究について紹介。
・木造文化財建造物を加害する虫として確認されたシバンムシ科甲虫の例,竹を加害する害虫の排泄物(虫糞)から加害害虫をPCRで特定する例などを解説。

シソーラス用語： *文化財保護 ,  保存 ,  *総合防除 ,  *害虫防除 ,  生物分類 ,  糞便 ,  PCR法 ,  バーコード ,  DNA【核酸】 ,  有害生物 ,  修理 ,  文化施設
準シソーラス用語： 文化財保存修復 ,  IPM ,  DNAバーコーディング ,  修復

分類 (2件)： 建築物のその他の絶縁  (RB01036G) ,  教育施設,文化施設,宗教建築  (RB05050G)

引用文献 (15件)：

• 1)木川りか,佐野千絵,門倉武夫,三浦定俊:博物館・美術館等における燻蒸の実施状況とその問題点-保存担当学芸員研修におけるアンケートから-,保存科学,34,37-44(1995).
• 2)佐藤嘉則:博物館・美術館収蔵物のカビ対策システム化の現状と課題,博物館研究,56(12),11-14(2021).
• 3)日高真吾:文化財の修復と保存(その1)国立民族学博物館の生物被害対策,木材保存,47(5),210-216(2021).
• 4)三浦定俊:文化財の生物被害の現状と対策[2]文化財保存におけるIPMへの取り組み,防菌防黴,40(6),343-350(2012).
• 5)東京文化財研究所編:文化財害虫事典2004年改訂版,クバプロ,2004.

タイトルに関連する用語 (5件)： 文化財 ,  修復 ,  保存 ,  生物種 ,  試み