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J-GLOBAL ID：202202280770482043   整理番号：22A1010832

国内における放射性同位元素の医療利用と取り巻く課題

著者 (1件)： 中村伸貴 (日本アイソトープ協)
資料名： 日本原子力研究開発機構JAEA-Review(Web)
号： 2021-064  ページ： 75-88 (WEB ONLY)  発行年： 2022年03月 
JST資料番号： U0296A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・国民の健康維持に不可欠な核医学診療には放射性同位元素を含んだ放射性医薬品が必要。
・放射性医薬品の中でも最も多く利用されている放射性同位元素はTc-99mであるが,半減期は約6時間と短く,医薬品の製造にあたってはこの親核種であるMo-99から抽出して利用。
・現在モリブデン原料のほとんどは原子炉で製造され,国内で利用されるモリブデン原料の100%が海外の原子炉での製造に依存。
・災害や今我々が直面している新型コロナ感染症の影響により,運航停止や減便などでモリブデン原料の安定的な確保に大きな課題。
・国内の原子炉(照射炉)である一定量を製造しカバーできれば,製品が全く供給できないという事態は回避可能。

シソーラス用語： *放射性医薬品 ,  放射性同位体 ,  *モリブデン ,  *照射用原子炉 ,  放射線医学 ,  生産 ,  製造
準シソーラス用語： 核医学 ,  国産化 ,  照射炉 ,  放射性同位元素

分類 (2件)： 原子炉のその他への用途・利用  (MD07040K) ,  同位体分離  (CB10030R)

タイトルに関連する用語 (2件)： 放射性同位元素 ,  医療