抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
・裁判所における進歩性の判断は,従前に比し丁寧になってきてはいるものの,判断過程における引用発明の認定,本件発明と引用発明との一致点と相違点の認定など,さまざまな問題が存在。
・進歩性の判断は,今後とも予測可能性のある判断が求められていくと解され,本件にて筆者が裁判官として留意してきた点を中心にこの問題を考察。
・知財高裁が平成3年4月「ピリミジン誘導体事件」で示した判断枠組みを紹介し,この枠組みが多くの裁判例で前提とされ,特許庁の審査裁判でも同様の枠組みとなっていることを解説。
・引用発明の認定について,刊行物記載の発明,公然実施された発明の観点から解説。
・一致点・相違点の認定について,主引用発明と本件発明の対比,細分化された相違点の認定,一致点の上位概念化,の観点から解説。
・相違点の容易想到性の判断について,判断枠組み,副引用発明又は周知技術との組合せ又は置換,設計事項,の観点から解説。